Prologue
尾島陽介。東京都の私立高校に通う男子生徒。年齢は17才。身長170cm、体重57kg。やや細身。黒髪で短髪。
両親は彼の生後2週間以内に死亡し、中学校に入学するまでは祖父母に育てられた。年の離れた姉がいるらしいが、現在は行方不明のため捜索中。姉の情報はなし。
堀葵。尾島と同じ高校に通う女子生徒。年齢は17才。身長は168cm、体重55kg。細身。黒髪で長髪。
都内で父、母、妹と3人と暮らしている。妹は中学3年生。
「では、雀蜂(ホーネット)捜査員、この二人のことを頼む」
最高司令官からの直々の言葉に緊張する。ビルの最上階の部屋。都内を一望できるオフィスで、日本でおそらく一番強い力を持つ人間に直々に話を受けるとは。
「よーう、雀蜂ちゃん、お前、今回が初任務なんだってな」
陽気な声で話かけられる。緊張が一気にほぐれるのを感じる。
「ええ、まぁ」
この人は苦手だ。確か、蝶々(バタフライ)っていったか。ぴったりのコードネームだ。今日も気持ち悪い柄のネクタイをしている。
「高校生相手なら楽勝だろうとは思うけど、油断はダメだ。なんせ、ボスからの直接の命令だもんなぁ。とんでもねぇことになることを覚悟しとけよ」
「えぇ、気を抜かずに頑張ります」
こうして俺の活動が始まることになる。
命をかける覚悟はあった。
命の大切さがわかる任務であった。
命よりも大切なものを知る任務でもあった。
最終更新:2014年11月14日 22:37