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「以上で、終わり。君たちが本当にその魔女の子孫で、魔法を使えるかって質問は不要だ。答えは、イエスだ」
「でも俺は使ったことはないです」
「私も」
「そんなことは知らない。使おう、と思ったこともないんじゃないか?」
……なくはないさ。きっと。小学生や中学生の頃はそういう妄想をしていたこともあったさ。
「ま、何はともあれ、俺は君らの味方だよ。安心していい。俺は魔法も陰陽術も使えないが、肉弾戦なら得意だ。そういう人間さ」
「で、昨日の襲撃のことなんだけどね。あれについては俺の上司にすでに報告してあるんだ。警戒レベルが一段階上がって、そろそろ連絡が……」
プルルルルルっという着信音が響く。どうやら桐谷の携帯電話のようだ。何やら真面目な口調で誰かと話をしている。
「と、まぁ、予想通り。警戒レベルが上がった」
桐谷はスっと立ち上がり、スーツのポケットから注射器のようなものを取り出して、言った。
「君たちには少しだけ眠っていてもらおう」
最終更新:2014年11月14日 23:01