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 暗い山道を、月明かりと懐中電灯を頼りに歩いていると広場のようなところにでた。そしてその広場の向こうに大きな木造の建物。古風な家だった。
 「ここも昔はもっと使用人もいて栄えていたんだろうね。だが、力が弱まってしまえばこんなにもあっさりと人は力を失う。今強い力を握るのは情報だ、術じゃぁないんだろうね」

 広場を進み、門へと進む。大きな門だ。その横の小屋から人が出てきた。
 漫画やテレビドラマでしか見たことのないメイド服だった。カチューシャで束ねた黒髪。高身長。美人だった。
 「お待ちしておりました。いらっしゃいませ、堀様とその御一行」
どうやらメインは私のようだ。
「今日はもうお休みになられてください。こちらに布団が敷いてありますので」
 丁寧な言葉だった。いかにも、メイド。日本のくせに。日本感マックスなくせに、それはそれは見事なまでのメイドだった。

最終更新:2014年11月14日 23:05