20ページ目
「さて、よいかな。自己紹介から始めようか。俺は9代目安倍清明。年は49になる。血液型はAB。さそり座だ。で、こっちが嫁の弥里。で、こいつがせがれだ。総悟、挨拶」
自己紹介とか言いながら、弥里さんの紹介をここで済ませてしまうとは……。
「土御門総悟だ。……よろしく頼む」
短髪。黒髪。野球とかやってそう。
「で、そっちの髪が短い方が、志摩ひかり。長い方はひかりの姉、美月だ」
結局この人がすべて紹介してしまった。
「桐谷です。桐谷京」
随分淡泊な自己紹介だ。
「私は、堀葵です。よろしくお願いします」
これからの展開を全く知らない私が彼らに何を「お願い」したのだろうか。謎である。
「さ、紹介も終わったしな。俺とカーチャンは仕事行ってくる。美月、ひかり、こいつらをよろしく頼むぞ」
清明さんと弥里さんが立ち上がる。二人ともかなり身長が高い。というか、仕事してるのか。
「かしこまりました。ひかり」
「はい。では、入口で車の準備をしておきます」
と、連携。どうやらひかりさんは免許を持っているらしい。メイドさんは二人とも大学生くらいに見える。運転するのもあのメイド服なのか?
「……で、行っちゃたけど、どうすんですか桐谷さん」
「んー。俺はちょっと尾島君の様子が気になるし、いったん彼の病院に行ってみることにするよ。さっさと合流させたい」
そういえば、彼、病院へ行ったんだった。
「私は何してろって言うんですか」
「総悟君も美月さんもいるだろう。まぁ、今日は修行は休みだから適当に遊んでればいい」
修行?聞いていたっけ、そんなこと。
最終更新:2014年11月14日 23:07