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 私と、総悟君と、美月さんだけが、だだっ広い部屋に取り残されてしまった。
総悟君はお茶に立つ茶柱を見ている。割とすごい。
 「あの、失礼かもしれませんが、堀様はこれからの予定を一切知りませんのですか?」
やはりこのメイド、できる。
「ええ、知りません。いきなり連れてこられて何が何だか」
「そうですか。こんなことを私の口から言ってよいのかはわかりませんが、きっとあなたは立派な魔法使いになれます。この山で修行を積めば、きっと……」
 やはり、修行するらしい。それで、魔女の力を手に入れると。大方そんなところなのか。

 「あんた、年は?」
いきなり総悟君が口を開いた。
「今年17才。高校2年だけど。あんたは?」
「…………高校1年だ」
「なーんだ、一つ下か。敬語くらい使えよ、ガキんちょ」
ほんの悪戯心でからかってみる。
「うっせーばばぁ」
 …………。この相手が尾島であったら、胸倉をつかんで殴っていただろう。佐伯であったら前歯を折っていた。
 「あ、そ、そうだ!ここに来たばかりの堀さんにこの屋敷を案内しましょう!」
危険を察知したのか、美月さんは立ち上がる。まさにファインプレーの連続。

最終更新:2014年11月14日 23:08