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最終章【最期の戦い】


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夜が明け、皆は管理人に与えられた最後の日を迎えた。
戦いは個人戦からチーム戦、そして再びチーム戦から個人戦へ戻っていた。

小銭「今日からまた一人だ.....。残り人数は6人.....。勝ち抜かないとな」

小銭は朝飯を早急に終え、次なる戦いを求め森を歩いた。
そして、早速人と遭遇した。よりによって一番遭遇したくなかった人物と。

小銭「......!! .......いさなちゃん」

いさな「......小銭さん」

彼女の顔は既に恐怖で引き攣っていた。

小銭「......悪いが......殺させてもらうぞ」

早速角竜に変身する小銭。しかし、その彼の体はいつもの黄土色とは異なり、真っ黒であった。

小銭(昨日神チーに言われた通り10回以上変身したら亜種になったんだよな......。戦闘能力は大幅に強化されただろう。しかし...)

小銭(初めて突き飛ばす相手がいさなちゃんなんて......皮肉すぎる)

彼はそう思いながらも、角を地面すれすれにまで下げ、彼女に向けて突進する。

いさなはお得意のバリアで小銭の攻撃を受けようとするが、彼の強靭な角はそれをことごとく破壊する。
しかし、彼女は斜め向きの壁を作り黒角竜の突進の軌道を曲げることに成功する。
しかし、小銭はいさなのほぼ真横で停止し、彼女に向けて巨大な尻尾を叩きつけた。
が、彼女は既にその場を離脱していた。

突如、小銭は自分の体が動きずらくなったことに気付いた。
そして彼は、自信の体を這うように見えない壁が張り巡らされてることに気付いた。

小銭(なるほど.....いさなはサイコキネシスも使えるのか)

小銭は空中に浮き、上下逆さにされて地面に衝突するかほとんどダメージはない様子。

小銭(......ほとんど効かねぇ。ならば次は......!)

小銭は上下逆さの状態から元に戻ると、角から地面に潜り始めた。

いさな「.....!?」

小銭が地面を往復する影響で辺りに地震が発生する。
そして突如、遠くの地面から飛び出し、その巨大な足で蹴る様にいさなに衝突した。

いさな「きゃっ!」

彼女の小柄な体は呆気なく吹っ飛び、おまけに大量の血を巻き上げていることに気付いた。

小銭(ヤバい.....次の攻撃を喰らったら殺られちまう......! 頼む、避けてくれ.......!!)

小銭は角を地面すれすれにまで下げ、今地面に倒れ込んでいるいさなに向けて突進した。

小銭(頼む、躱してくれえええええええええええええええええええ!!)

心の中でそう叫ぶも虚しく、いさなの体は呆気なく吹っ飛んで血を撒き上げていった。
地面にボロ雑巾の様に落ちた彼女は次に動くことはなかった。

小銭「......こ......殺してしまった.......清涼やクロスが命懸けで守った少女を.......俺はいとも簡単に......んぐっ.....
うあああああああああああああああああああああ!!!!」

人間の姿に戻った小銭はその場に座り込み、泣き叫んだ。
いさなは小銭と戦っている時、恐怖に満ちた顔をしていた。
彼より数十倍大きい青雲や管理人と戦う時はそんなことなかった。
つまり、彼女はあの時、それ程仲間のいる安心感に浸っていたのだろう。
小銭はそんなことに気付かず、あっさりと彼女を殺してしまった自分を恨んでいた。


いさな死亡
計5/56名

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最終更新:2014年01月10日 22:13