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「――そんな事が」
男は驚愕した。このアイザック・セフィウスという男は自分を助けてくれたのだ。正確に言うと蘇らせてくれた。
「どうでしょう? 私の願望の実現に協力するつもりはありませんかな?」
悪びれる様子は無い。自分が今の人々に必要とされている正義だと誇るように男を勧誘する。
「――正気か」
「勿論。いずれ砂の城は崩れ落ちる。そうなるのなら早いところ手を打つべきですからね!」
「――それが絶対悪だと言われても?」
「当然!」
ならば、この恩は貴方がその願望を実現するまで手助けとして返させてもらう。
男はアイザックにそう宣言した。彼は満足そうに頷く。
1985年に勃発した第三次世界大戦。これは、それが“坂口慎吾”によって終止符を打たれた二年後の話である。
最終更新:2014年11月18日 23:17