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小学校の時、女子に集団で虐められていた。
それが恐怖と化し、こういちろうは不登校となる。
不登校になってしまった息子を放っておくわけにはいかないと親はこういちろうを違う学校へと転校。
それ以来、いじめは無くなり普通の学生生活を取り戻したこういちろうだが、こういちろうの心の中には傷跡が残っていた。
それは女に対するトラウマだった。あのいじめがきっかけでこういちろうは女とは関わらなくなって居た。
いじめがフラッシュバックしてしまい、女を見るだけで避けてしまうようになっていた。
友達や優しさある女の娘から『何で避けるの?』と聞かれるもあのいじめの事を話したく無かったこういちろうは誤魔化すか黙って居ただけだった。
そんなこんなで短大生活を迎えたこういちろう…
短大と言えば、やはりなぜか女が多い…
女に対するトラウマがあるこういちろうは短大で唯一の男 ゆうりと仲良くなる。
ゆうりとはよく遊ぶ仲間になっていた。
そんなとある日、ゆうりがこういちろうにこう言い出す。
『こういちろう、お前も風俗いかねーか?最高だぞ~!』
こういちろうはこの発言に黙ってしまう。
ゆうりはこういちろうが女に対するトラウマがあると知らなかった。こういちろうはその事については全く話していなかったのだ。
いきなり黙るこういちろうにゆうりは動揺を見せる…
『どうしたんだよ…俺、何かまずいこと言ったか?』
こういちろうは首を横に振る。
『何かあるなら言おうぜ…友達だろ?友達なら曝け出すもんよ』
ゆうりはいきなり黙るこういちろうにそう言う。
こういちろうは過去に女の子の集団にいぢめられていた事を全て話した。
そして転校して以来、誰にも言っていなかった女に対するトラウマもこういちろうは話した。
ゆうりはわかってくれると信じて…
『なるほどな…こういちろうにそんな過去あるなんて知らなかったよごめん』
ゆうりはそう言った。何で短大行ったんだwと突っ込みたかったが、こういちろうが傷つく事を考慮してあえて突っ込まなかった。
『でもな、そんな女に対するトラウマ引きずったって一生結婚できんだろうし、そんなんでこういちろうを産んだ親は喜ばないだろ。』
確かにゆうりの言う通りだ。そんな事はこういちろうもわかっている。
だけど、このトラウマは消そうにも消せない深い傷だ。
『引きずったてしょうがない…だからさ、風俗行こうぜ?風俗の女の子ならいぢめる奴なんていねーし、少しずつでも女の子に対するトラウマも消えると思うぜ?』
短大、唯一の友達ゆうりのこの発言にこういちろうの思考回路は行ってみようかな…と進んで行った
それ以降、毎日のようにゆうりはこういちろうに
『行ってみよーぜ?いいぞー風俗は!金は俺がやるから行こうぜ?な?』
と言って誘ってきた…さすがにしつこいと感じていたこういちろうだったが、そんなとある月曜日、ゆうりに行くと発言した。
それはこういちろうが女に対するトラウマを克服するという決断からだった。
ゆうりはかなりはしゃぎだし
『いいねぇー行こうぜー!』
と言い出し、放課後 二人は風俗街へと足を運んだ。

最終更新:2014年11月20日 16:39