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東京のとある宿・・・
既に皆寝たが眠れないのが二人。
「よ、お前も起きてたのか。」
窓から景色を寂しく見渡す直江にゲノンが肩を叩いた。
「・・・・・・。」
「どうした?今になって躊躇ってのか?」
「いや、そうではない。本当に全国のヲタクが立ってくれるかどうかだ。」
直江は不安そうな顔で答える。
「お前の勇気に共感してきっと立ってくれるさ。安心しろ。それより明日に備えてもう寝ろ。俺も寝るぜ。」
ゲノンはそう言い残してベッドに寝転がった。
「・・・・・そうだな。」
直江も布団に潜り込んだ。
(これは長い戦いの第一歩に過ぎない・・・・。)
(・・・・・・。)

朝が来た。ついにこの日が来た。理不尽にヲタク文化を抹消しようとする政府に対抗する戦線を築く日が。
既に時刻は朝9時。皆起きて装備し、準備万端だった。
「記者会見は10時か。後一時間だな。心の準備を整えておけ。」
直江は10人の戦士に命令するとホテルの従業員とチェックアウトの交渉を始めた。
「にしてもお客様・・・その格好は?」
従業員が不審者を見る様な目で聞いてきた。
「あ〜これは・・・そうだ!俺達国会の護衛に行くんだ。」
直江は上手く嘘をついてその場を凌いだ。
「そうだったんですか^^頑張って下さい。」
従業員が笑顔で手を振ると直江も手を振って総勢11人の決死隊はホテルを後にした。
「隊長、9時半です。急ぎましょう。」
メガテスタが催促した。
「うむ。好機を逃せば不味いからな。」
直江はブースターの威力を強めた。後に続く10人も急がせる。
20分程走り続けると国会が見えてきた。
「何とか間に合った様だな。」
直江は溜息を付いて中腰になった。
「休んでる暇は無いぜ。行くぞ!裏口だ!」
セールの呼びかけで一行は国会の後ろにある裏口へ向かった。
歴史を揺るがす大事件までの時間は刻々と迫っていた・・・。

最終更新:2015年10月07日 23:42