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「さて今日もアニメ見たし遅いから寝るンゴ。」
この22歳の青年、日課の深夜アニメの視聴を終えていつも通り眠りにつこうとしていた。
ガチャッ
「!?」
電気を消そうとした刹那、深夜だというのに部屋のドアを開ける音がした。青年は身構える。
「アンタ、職探しもしないで毎日毎日アニメとネットばかり…いい加減にしなさいよぉ!アンタが居るからアタシの人生滅茶苦茶よぉ!もういやあああ!」
母親が怒気を強めた荒々しい声で絶叫しこちらへ向かってくる。その手に握り締められたのは包丁だった。
母親は有無を言わさず包丁を青年の胸部に突き立て、刃は青年を貫いた。
「…。」
心臓を貫かれた青年は即死していた。辺りには青年が咲かせた深紅の花が広がり、花は池となって部屋中を地獄の色に染め上げた。
青年の短い生涯は呆気なく幕を閉じたのである。
最終更新:2016年10月12日 00:00