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それから少年は水素にこの世界についての説明を受けた。
クエストなるものが各国で存在し、達成すれば報酬を貰えること、
クエスト毎にランクがありSからFランクに分けらていることと、
各ランク毎に挑戦出来る資格がクエスト受注希望者の強さによって違うこと、
国が抱える軍はこの世界における高位魔力者の集まりだということ、
この世界の元々の住人も人によるが魔力を持ち戦闘能力を有していること、
この世界に来たポケガイ民の異能を持つ者を能力者と呼ぶこと、能力者の数は未だ僅かだということなどである。
「さて、一通り説明は終わったがもうこんな時間か。お前、今日は此処で飯を食っていけ。」
水素は立ち上がるとレイラを呼ぶ為か部屋を出ようとする。
「ああ、お言葉に甘えるとしよう。」
その夜、少年は夕食をこの水素宅でご馳走になったが、舌を巻く程豪勢なものであった。能力の代わりに財産を手に入れていたとするなら納得も出来る。
「世話になったな。ではこの辺で俺は帰る。」
少年が立ち上がると、水素もそれに続く。
「お前の家までお前を護衛しよう。何があるか分からないからな。」
「能力は無いんじゃなかったのか?俺には強大な能力がある。心配無い。」
水素の申し出を断るが、水素は引き下がらない。
「まだ力を完全に使いこなせるわけじゃないんだろう?お前はまだ力の使用を控えた方がいい。行くぞ。」
「そこまで言うならそうしてもらうとしよう。」
水素はレイラに少年を送る旨を伝えると、少年に続いて家の外に出た。
最終更新:2016年10月12日 00:21