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「天照をも封じるか、ならば!」
輪廻眼の瞳術を発動させる。
「地爆天征!」
印を結ぶとコロッセウムのフィールドの地面や観客席までの全体が宙に吸い上げられていく。水素や少年の体も同様だった。上を見上げると黒い球状の核が凄まじい引力で周囲の物を2人ごと引き寄せている。
「このままじゃ俺まで巻き込まれる。仕方ない、おい水素、悪いが手を出すぞ!」
少年が水素の返答も聞かずに霊子で出来た光の矢を出現させる。
「神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル)」
矢を黒い核に向けて放つと矢は核に突き刺さり、ヒビが広がって破壊される。
「地爆天征がこうもあっさりと…」
破られた。空中に引きつける引力が無くなったので水素と少年は落下して地に着地する。既にコロッセウムは地爆天征の影響で原型を留めておらず、フィールドがあった円を囲むように瓦礫の山を築いていた。
「手出しすんなって言ったろ。」
水素が不満そうに少年を見る。
「俺まで巻き込まれたんだから仕方ないだろ。後はお望み通り1対1で楽しむといい。お前の強さは良く分かったしな。」
そう言うと少年は飛廉脚で水素の遥か後方に下がる。
「お前も今は俺との戦いに集中しろよ。あいつに手出しさせるような真似すんな。」
水素が不満を忍者男に言う。
「木遁・花樹海降誕!」
忍者男が印を結ぶと無数の巨大な樹木が地面から出現し、複雑に入り組んで水素に襲い掛かる。
水素はそれを軽々と避け続けるが、忍者男の狙いはそこではなかった。
樹木から無数の花が咲き乱れる。花が開くと大量の花粉が舞い上がり、それが広範囲を包み込む。
最終更新:2016年10月12日 00:24