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事態は風雲急を告げる。

その夜、かっしー派の大臣Lパッチと第六騎士団長のぷろふら重要人物達がLパッチ邸で密議を行っていた。

「速やかにガルドリア城の金蔵を抑え、軍資金を得るべきだ。」

「食料庫もだ。兵糧を抑えればこちらが一気に優位に立つことが出来る。」

Lパッチの提案にぷろふが賛意を示す。

「グリーン王国との和睦交渉はどうする?」

「俺が責任を持って進める。抑えた金蔵の金でグリーン王国との和議を結び、援軍を要請する。」

ぷろふの質問に答えるLパッチ。水面下で事は動こうとしていたのである。

かっしー派の動きは早かった。翌日夜、かっしー派のぷろふや平行が兵を率いてガルドリア城の金蔵と食料庫を占拠し、ガルドリア城の二ノ丸にかっしーを迎えたのだ。

これによりかっしー派とサバ派の対立は決定的なものとなった。

「皆、余への忠義による行い、誠に大儀である。」

二ノ丸の大広間にかっしー派の将士が集まり、かっしーが上座に着座する。

「この王国を他所者であるサバなどに渡す気は毛頭無い。皆、余の為いやこの国の為に力を尽くして欲しい。」

かっしーの言葉にぷろふが感極まって立ち上がる。

「良くぞご決意なされましたかっしー様!この国の王は貴方様を置いて他にありません!このぷろふぃーる、身命を賭してかっしー様にお仕えすることをお誓い申し上げます!」

「右に同ーじ!」「同じく!」「同じく!」「お味方致す!」

ぷろふに平行や他の将も続く。かっしー派の結束は高まったのである。

「かっしー様、抑えた金蔵の金を使い、グリーン王国と和議…あわよくば盟を結びます。グリーン王国が味方になればランドラ帝国とも互角に戦えます。」

かっしーの傍に控える大臣Lパッチが発言した。かっしーは首を縦に振って頷いた。

「皆の者、頼んだぞ!」

かっしー派の気勢は否が応でも高まり、サバ派を一歩出し抜いたのである。

「かっしー様、第二騎士団が馳せ参じましてございます!」

「おお!」

更なる味方の来着で湧き上がる大広間であった。

ガルドリア城の金蔵と食料庫を占拠されたサバは激怒した。

「この副管理人…いや、この俺を差し置いて王になろうなどと!俺よりも才覚の無いかっしー如きが!」

「サバ様、一先ずこの城を捨てましょう!金も食料も無ければ戦えません!」

「おのれかっしー!必ず貴様を殺して俺が王になってやる!」

第五騎士団長フクナガや堂明元師の軍勢に伴われてサバは城から脱出し王都を出た。そして王都に程近いクワータリア城に入った。

サバ軍とかっしー軍の戦いが始まった。王国各地の騎士や豪族達がサバ派とかっしー派に分かれて各地で戦支度を始める事態になった。

このサバ軍とかっしー軍の「クワータリアの乱」はやがて隣国のランドラとグリーンを巻き込む大乱に発展するのである。

かっしー陣営では第二騎士団が馳せ参じてきていた。

「先のグリーン王国との戦いで負傷したエリス・グリモワールに代わり、このエイジス・リブレッシャーが第二騎士団400、兵3500を率いて罷り越しました。かっしー様の為、この身を捧げ戦う所存でございます。」

「よく来たエイジス!頼りにしているぞ!」

「はっ!」

かっしーはエイジスの手を取って歓迎した。王都とガルドリア城を抑え、更なる味方を得たかっしー派の士気は大きな高ぶりを見せたのである。

最終更新:2022年09月04日 16:14