アットウィキロゴ
75ページ目

グリーンとガルガイドかっしー派の連合軍35000はその日の夕方にクワータリアに到着し、クワータリア城の包囲を始めた。

「クワータリア城を落とすのは俺1人で十分です!」

「お前の能力ならまあ大丈夫だろう。頼んだぞ。」

エイジスの申し出にかっしーはすぐに賛成した。

「俺も行くぜ。一応な。」

そう進み出たのは水素である。

「今度は味方として共闘だな。こんな城さっさと落としちまおうぜ。」

「分かった。水素、頼んだぞ。」

アティーク将軍も水素に許可を出した。

「自称ヒーロー、お前も行くのか。」

「俺は水素だよ。じゃあ行こうぜ。」

水素とエイジスは2人でクワータリア城に突入することになった。

「我は鋼なり、鋼故に怯まず、鋼故に惑わず、一度敵に逢うては一切合切の躊躇無く。これを滅ぼす凶器なり。」

エイジスが詠唱を唱えると、頭髪や瞳の色が赤に染まった。全身の皮膚に刺青のような赤い紋様が浮かび上がる。

「なんだそれ?初めて見るわ。」

隣に居た水素が初めて見るエイジスの能力であった。

「全身の気脈を活性化させて身体能力を大幅に高める力だ。行くぞ。」

「おう。」

最も2人から近い城内の二の曲輪から2人は新入した。

「サバは何処だ。此処で討ち取れば俄然有利になるぜ。」

「今鷹の眼を使って索敵している。少し静かにしてくれ。」

エイジスが鷹の眼を使い索敵していると、強敵の気配を感じた。

「近くに強敵の気配を感じる。気をつけろよ。」

「無敵の俺には無用の忠告だ。」

2人が走りながらやり取りしていると、声が上から聞こえる。

「侵入者発見!ただちに切断…じゃなくて排除する!」

「お、膨大な魔力をあの赤い男から感じるぞ?もう1人からは何も感じない、ただの雑魚かな?」

2人は城内を区切る城壁から降りてきた。

「俺は堂明元師!切断厨とよく言われるが切断厨じゃないぜ!」

「俺はフクナガ!見つけたからには生きて返さないぜ!」

「勝負だ赤い男!百獣の王たる男に勝てるかな?」

堂明元師の姿が二足歩行の獅子へと変化した。

「見掛けだけはご立派だな。だが俺は先を急いでる。お前に使う時間は無い。」

エイジスは二丁小刀を腰から抜くと逆手持ちに構える。

「ほざけ!獅子斬!」

堂明元師が鋭い爪を一閃すると、真空波となってエイジスに飛んでくるが、それを難無く避けた。城壁に真空波がぶつかり、三爪の傷をつけて大きく破壊される。

「当たらなければどうということはない。行くぞ!」

エイジスが強化された脚力で堂明元師に向かって跳ぶ。

「獅子斬!」

再度の獅子斬が飛んでくるが、それを一度地に足を着けて避ける。エイジスが堂明元師に接近し、二つの小刀で斬りかかる。

「手応えあり。」

エイジスの刃は堂明元師の腹部を斬り裂き深傷を負わせていた。堂明元師の傷口から血飛沫が噴き上がる。

「まだだ!喰らえ必殺!」

「獅子斬流星群!」

周囲の風景が夜空に変わり、堂明元師が爪を流星群の如く高速で、それも連続でエイジスに振り下ろす。

「速いな。だが見切れないわけじゃない。」

エイジスは獅子斬流星群を全て避けた。

「切断厨は俺が切断してやる。」

エイジスが二丁小刀をしまう。そして剣の柄に手をかける。

「俺の獅子斬流星群を避け切るとは見事。だがまだ俺には奥の手が…」

言いかけたところで堂明元師の体は左腰から右胸にかけて両断された。エイジスの抜刀術である。

「つまんね。」

エイジスは二つになった堂明元師の死体にそう吐き捨てた。

「俺はモビルスーツパイロットのフクナガ!来い!」

フクナガが手を天に掲げると、遥か点高くからモビルスーツが現れた。コクピットが開き、フクナガはモビルスーツに飛び乗る。

「俺の愛機はこのユニオンフラッグ・マスラオ!フラッグ・サキガケを改良したこのモビルスーツは、ガンダムとの圧倒的性能差を埋めるべく…オブァ!)

モビルスーツに乗り機体の説明をしている途中のフクナガが悲鳴を上げた。水素がジャンプして拳を機体に叩かつけて破壊したのである。モビルスーツは爆発を起こして四散した。フクナガは脱出装置を使い「覚えてろよ!」と捨て台詞を残して去っていった。

「またワンパンで終わっちまった…。クソッタレー!」

あまりに早い決着と手応えの無さに水素は嘆いた。

最終更新:2022年09月04日 16:20