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午後5時半頃

戦いを終えたかっしー派の各隊の将が続々とバカンリニ山のかっしーの本陣に集まっていた。

「此度の勝ち戦、誠に祝着至極!」

各将の方を向いて前で床几に座る平行が第一番にかっしーに祝いの言葉を述べる。

「まさかこれ程鮮やかに勝てるとは思わなかった!これも皆の力があってこそ!礼を言うぞ!」

「ありがたきお言葉!」

平行に続き、各将が床几に座したまま頭を下げた。

「そろそろグリーン王国の方々も来る筈だ。皆、粗相の無いようにな。」

グリーン王国軍の将達も集まろうとしていた。

グリーン王国の将達がかっしー本陣の陣小屋に続々と入る。

総大将のアティーク、人材不足の為急遽抜擢された小銭、星屑、水素、そして右軍の部隊の指揮官として参加していたグリーン王国の譜代である二代目ダメツナやヤナギの姿もあった。

「グリーン王国のお歴々、さあどうぞお座り下され。」

かっしーは自らの王位を確かなものとする為に援軍として馳せ参じ、奮戦した将達に低姿勢で接した。

「かたじけない。」と表面上は口にして着座する一同だがかっしーは欠けていることに気づいた。

「今回の大勝利の立役者が居ないようですが…あの者の策と調略のおかげで勝てたというのに…」

「李信ならセール殿とまさっち殿を呼びに行っています。寝返り組は顔を出しづらいそうで…」

アティークが答える。

「そうか。では全員揃うまで少し待つとしよう。」

陣小屋は勝利の喜びを分かち合う勝達の歓声で満ちていった。

「セール殿、まさっち殿。此度の大勝利は貴殿らのお働き無くしてありえませんでした。胸を張って堂々となされば良いではありませんか。」

李信は中々顔を出したがらないセールとまさっちの説得に当たっていた。

「ねえ君。俺達が白い目で見られない保証はあるの?^^;」

「まさっち殿、万事この俺がフォローしますので、何卒!」

「君がフォローすれば場の空気を保てるってこと?それって君の主観だよね^^はい論破^^」

まさっちは先程から態度を変えない。

「仕方ない。気が重いが俺は行く。堂々とな。」

セールが噤んでいた口を開く。

「おいセールさん、そりゃないぜ!」

まさっちがセールに突っ掛かる。

「セール殿ありがとうございます。まさっち殿も…」

「あー分かった分かった。俺らのおかげでお前らは勝てたんだからな!忘れんなよ!」

「その意気ですまさっち殿!」

李信に伴われ、セールとまさっちはバカンリニ山を登り始めた。

最終更新:2022年09月04日 16:45