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未来へ戻り、ドラえもんのいる研究室へ向かう。
のび太「アルジャーノンの様子はどうだい?」
ドラえもん「ああ、元気だよ。でもなんだか元気すぎる気もするんだ」
迷路を進む際、勢い余って壁に激突するということが多々あるらしい。
あの手術は身体能力を活性化させる作用もあるのだろうか。
ドラえもん「のび太くん、明日の話なんだけど……」
明日はドラえもんと学会へ赴き、手術についての論文を発表しなくてはならない。
もちろんアルジャーノンも一緒だ。
学会になど行くべきではなかった。
あの科学者達は何の知識も持ち合わせていない。
ただ上辺ばかり難しそうなことを言いあって勝手に満足しているだけだ。
それに彼らはまるで元々の私、IQ60だった『野比のび太』をまるで人間扱いしていない。
彼らにとって白痴は人間ですらないのだ。
そうこう考える内に怒りは大きくなる。
自然と私の手はアルジャーノンが入ったケースの蓋にかけられていた。
アルジャーノンを逃がせばこの学会は目茶苦茶になるだろう。
最終更新:2014年01月15日 22:49