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しかしそんなある意味平和といえたこの状況はアメリカが日本-平行の家-に全て奪取し処分したはずのウイルスがあることを察知したことによって崩れ去ることとなる。
平行「なんだこの資料。どこにもんなこと書いてないぞ」
驚き:興奮=4:1ほどで軽く叫んだ
モルモット「突然どうした」
水素より先にモルモットが反応するほど平行の声はいつもと違ったらしい。
平行「この資料によると、ちょくえが持ってきた入間向陽高校の生徒のリストから調べてったらちょくえと同じクラスにウイルスを中和する血液を持った生徒がいたらしい」
水素「なんだその偶然」
今度は水素が先に反応した。
平行が言葉を続ける
平行「中和って言ってもある程度言葉を噛み砕いていうとウイルスの保存ができる。
つまりこの生徒にウイルスを摂取させた後また取り出せるんだよ」
水素「ウイルスを体にぶち込んで保存ってか。意識を持って動く保管庫なんざ初めてだぜ」
鼻で笑うような口調で答えたが平行はどうもこの情報を有効活用しやがるような雰囲気をかもし出している
が、その雰囲気はテレビから流れるニュースキャスターの声で崩された
キャスター「北朝鮮が発生源と思われる軍用ウイルスが日本にあることが発表された模様です。
アメリカ大使館によるとアメリカ軍の投入がほぼ決定しており、総理もこれに承諾したそうです」
モルモット「どうやらツキはここまでだったようだな」
モルモットがこう口にしただけで後はニュースの音声だけが部屋に流れた。
のもわずか数秒で平行が思いつきで案を喋り出した
平行「埼玉に行こう。ちょくえのいる入間向陽高校だ。そこで中和する血を持った奴にウイルスぶち込んでウイルスを隠す。培養元のこいつ」
1つだけ他のTウイルスと違い、小さな培養液に包まれた、Tウイルスの入った筒を指さし、
平行「は物理的に隠そう。あありんと闇路ってやつに頼んでみる」
水素「まだ行動を起こすには早い気がするが隠すなら早い方がいいのかな?とりあえずお前に任す」
モルモットは2人の会話を静かに聞いていた。
最終更新:2014年01月25日 14:43