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埼玉県、某マック
ちょくえ「よう、水素、んなとこに隠れてたか。」
ちょくえがコーラを飲んでいた水素に歩き近づく
水素「どうした、ちょくえ」
水素は立ち上がりコーラをテーブルの上に置く。
その途端ちょくえは水素の襟元を掴み壁に押し当てる。カツアゲ状態だ。
水素「ど、ど、どうした」
ちょくえが小さな声で問う。
ちょくえ「ウイルスはどこだ?」
水素「え?あ、ああ、え?」
疑問を浮かべ、納得し、また疑問が浮かぶ。要はちょくえの言ったことをよく理解できない
ちょくえ「ウイルスだよ、ウイルス。顎と一緒に研究してたっていう。答えねぇと殺すぞ。」
水素「あ、ああ、あれね、あー、ええと、うん。言う。言う言う。あありんと闇路。あありんと闇路が隠した」
かなり動揺しながら答える
ちょくえ「どこに?」
水素「それは聞いてない。平行なら知ってるかもしれないけど今いないし…」
ちょくえ「そうか、なら、他にはねぇか?どっかに隠したり誰かが持ってたり…?」
誰か、という言葉でハッと思い出す。
水素「あ、ああああ、体内にウイルス保存できるやついる…あ、俺殺したかも」
ちょくえ「保存?よく意味がわかんねぇぞ、名前とかわかんねぇのか」
ちょくえの目が変わった。
水素「ああ、お前と同じクラスのやつだよ。名前は……………って言ったかな」
名前を告げるとちょくえは鼻で笑った。
ちょくえ「そいつ学校でてすぐ俺らを襲った女じゃねぇかw」
ちょくえ「で、保存って?」
水素「えと、そいつの血はウイルスを摂取させた後ウイルスを取り出せるらしいんだ。だから実質保存可能。」
今度はちょくえの声のトーンが変わった
ちょくえ「で?そいつにウイルス摂取させたのか?」
水素「多分させてない。でも生きてたんなら平行が摂取させたかも。」
ちょくえは小さな子供がイタズラを思いついたかのような笑みを浮かべ言い放った
ちょくえ「ならその可能性に掛けようじゃねぇか。
そいつをみつけたら俺に連絡して入間向陽高校に誘導しろ。
せっかくだから母校で殺してやる。そしてウイルスを奪う。」
水素「え、連絡しろ?俺お前の手伝いすんの?」
ちょくえ「…、しなきゃ殺すぞ?」
水素「はいわかりました。連絡します。手伝います。はいはい。わかりましたっ」
ちょくえ「お前キョドりすぎてねぇかw?」
最終更新:2014年01月25日 15:11