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「お前が俺を呼び出したのか。ほんと酷い目に遭ったぞ」
若干キレながら立ち上がったが、まだ足の痛みは消えてなかった。
「ほんとごめんなさいね。目を離してる隙にモンスターボールから出してたゾロアークが消えちゃったから慌てて探しに行ったら、約束の時間過ぎちゃって。おまけにそのゾロアークが貴方を襲ってたなんて・・・」
やはりこの声・・・何処かで・・・。
「なぁ、ところであんた誰だ?」
「あらららら、忘れちゃったかしら。数年前、貴方にポケモンと図鑑を託したアラララギ博士よ」
暗がりに目が慣れたのか、その顔がはっきりと俺の目に映った。
「ア、アラララギ博士!」
「お、覚えてたかしら。久しぶりね、彰くん」
アラララギ博士は約七年前、俺が旅に出ることを推薦してくれた張本人。
そして俺の旅を一番サポートしてくれた人でもある。
彼女がいなければ俺はあそこまで強くなれなかったかもしれないと言っても過言ではない。
「久しぶりですね。カノコタウンからわざわざ来たんですか?」
「まぁね。2日かかってようやくヒウンシティについたってところかしら。
―――で、悪いけど、早速本題に入っても良いかしら?」
彼女の目が変わった。
相当重要な話だと思われる。
「・・・ここに呼び出した理由ですね。なんでしょう?」
ポケモン関連の話はしたくないと思っていたが、それはどうしても避けられない運命のようだ。
「貴方にもう一度、これを手にして欲しいの」
彼女が差し出したのは先程ゾロアークを吸収したモンスターボール。
「・・・申し訳ないですが、お断りします。
貴方も知ってる筈です。俺の過去・・・トラウマを」
俺のポケモンがD.Dに奪われたということは、彼女にも話したことがある。
「ま、そう言うと思ってたわ。けど、このモンスターボールをそのD.Dを滅ぼすために使うとしたらどうかしら?」
「・・・!?」
D.Dを滅ぼすため・・・?
最終更新:2014年01月30日 22:27