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再び断ろうとしたとき、アラララギがそれを遮るように口を開いた。
 「そして、私達がD.Dを滅ぼした暁には、彼らの所有する絶対ポケモン捕獲器、Dボールを全て破壊するつもりよ。
つまり、全ての操られてたポケモンは我に帰るわけ。もちろん、彰くんのもね」
 「・・・・!?」
彼女の言葉は一瞬で俺の決意を揺るがせた。

俺が昔愛していたポケモン達・・・・・。
また彼らと会える・・・・・。
そんな未来を想像してみた・・・・・。
しかし、再び絶望する未来がそれを押し潰す様に現れ、俺の身を震わす。


俺はいつもこうだった。
何かをしようとしても少しでも不安があると立ち止まる。
今も過去まったく変わらない。


しかし、ポケモンバトルでは違った。
不安など一切無視、希望があればどれだけ可能性が低くてもそちらを優先した。
それはポケモン達が信頼できたからだ。
時には失敗することもあったが、それでも彼らを疑うようなことなど一瞬たりともなかった。
俺達はそれ程強い絆で結ばれていたんだ。

そして、そのポケモン達がいない俺はただの臆病者。
自分でも分かっているのだ。でも勇気が出せない。そんな状態だった。

今日ばかりはそんな自分が心の底から憎く思えた。
未来が輝く可能性はあると言うのに、それを別の可能性で言い訳してやる前から諦める。
だから俺はいつまで経っても本音を露にすることが出来ない。
俺は本当はポケモンをまた愛したいのに・・・・・・奪われるのが怖いからと言って諦めていた。
ポケモンバトルの時はあんなに信じてたのに・・・・・・・一度奪われてから心をずっと閉ざしていた。
このままじゃいけない・・・・・・俺の望む未来にはならない。
やってやろうじゃないか・・・・・俺とポケモンで・・・・・・・・・・未来を変えてやるんだ!



 「・・・分かりました。D.D.Dに入隊します」
アラララギ博士に頭を下げ、言った。
 「はい、入隊許可。これから頑張りましょう! それと、一度入ったら抜けるのには苦労するけど、良い?」
 「抜ける気はないです。ってか、許可する前に言いましょうよそれ」
 「フフッ、そうね。
それじゃ、早速だけどアジトに行って自己紹介しましょう!」
 「え、もうですか・・・・? てかアジトって・・・・?」
 「時間は無駄に出来ないのよ。アジトはヒウンシティの何処かにあるわ。さ、ついてきて」
俺と博士は再び橋を渡り、街へ向かった。

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最終更新:2014年01月30日 22:31