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セントラルエリアに辿り着いた。
しかし、怪しい人はいない。
というより、ヒウンストリートやモードストリートを行き交う人が多すぎて判別できない。
そして南の叫び声はそれらの人々の声に掻き消されたのか、彼らの耳には届いていなかったようだ。

 「・・・お前、さっきの女の仲間か」
突然後ろから声をかけられ、反射的に振り向いた。
 「ポケモンは持っているな? 来い」
水色の髪にサングラス、そして白のDの大文字が刻まれた黒い服。
間違いない・・・。こいつはD.Dの下っぱだ。

俺はD.Dの下っぱに続き、再びスリムストリートの方へ戻った。
そして、セントラルエリアから少し離れたところで立ち止まる。
ここでバトルすれば博士達にも一般人にも音は聞こえににくいだろう。


「貴様、D.Dだな?」
俺らはスリムストリートの誰にも見られないような位置に移動した。
 「いかにも。この水色に染めた髪、サングラス、この黒いスーツはD.Dの一員である証だ」
やはり・・・D.D!
何故ここにいるのかは分からなかったが、今俺はそんなことを考えている場合ではなかった。

彼らに対する怒りと憎しみが心の奥底から爆発的に沸き出て、おかしくなりそうだった。
とにかく、どうにかその感情を抑え、冷静になろうとするのに精一杯だった。

 「貴様らの暴行は決して許されるものではない。だが今は、南のポケモンを返してもらうことだけを考えさせてもらう。
バトルだ。俺が勝ったら彼女のポケモンは返してもらう。だが、負けたら俺のを好きなだけ奪うが良い」
下っぱはニヤリと笑った。
 「ほぉ、これはこれは・・・! 此方から言う手間が省けた。 ずいぶんヤル気満々じゃないか。これほど倒し甲斐のある人間はいない」
 「倒されるのはどっちかな」

俺はモンスターボール、下っぱはDボールを構えた。

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最終更新:2014年01月30日 22:33