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 「ふぅー。そっちなんかあった?」
 「イヤー特にない」
俺と紫音は西側を捜索。
しかし、これといって手懸かりになりそうなものは特にない。
それにしても・・・この辺りにはたまに不良っぽい人達が座り込んでいる。
絡まれたくないので見つからないように移動しているが、そのせいで捜索できない場所も多い。


 「はぁーこんなとこに本当にいるのかなぁ」
紫音がため息をついた。
 「どうした、疲れたのか?」
 「だって3時間も探して手懸かりゼロだよ・・・ なんかないものを探してるようで虚しk―――」
 「わああああああああ!」
突如、目の前の曲がり角の向こうで叫び声がした。

建物の影に隠れて様子を伺うと、奥には二つの人影があった。
一人は恐怖でひきつりその場に座り込み、もう一人はそんな彼を見下す。
昔見たようた光景だった。
 「フフッ、バイバニラか・・・。ここの住民にしてはなかなかイイのを持ってるじゃねぇか」
 「ひっ、かかか返してくれ! そいつは俺の相棒なんだよ!」
 「ほぉ、大事な相棒か。ならば安心しろ、この俺が大事に使ってやる。戦いの道具としてな・・・」
座り込んでた人はその場で泣き崩れた。



 「あいつ、もしかしてD.Dじゃ?」
 「・・・・・・・・」
 「? 彰くん?」

遠くから紫音の声が聞こえる。
しかし、はっきりと聞こえない。
俺の体中が怒りで震えていた。
 「人の気も知らずに・・・平気でそんなことを・・・!」
 「え・・・?」
 「ゾロアーク、火炎放射!」
ゾロアークはモンスターボールから飛び出すと同時に灼熱の炎を放ち、その男を焼き払った。
 「あちちちち! 何だ、急に!?」

 「ちょ、彰くん!」
紫音はまだ影に隠れていたが、俺はその身を完全に明かしていた。
 「なんだテメー、いきなり攻撃をしかけやがって」
 「今すぐそのDボールを俺に渡せ。さもないと灰になるぞ」
そう言うと、D.Dの下っぱはプッと吹き出した。
 「ケハハハハ! 灰になるぞ(笑) 脅してるつもりかい坊や? 此処はテメーみてぇな糞ガキの来る場所じゃねぇんだよ!」
下っぱはそう言うと同時にDボールを投げつけ、中からバイバニラをだした。
 「行け、バイバニラ! 吹雪だ!」

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最終更新:2014年02月27日 19:44