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 「ン? なんや、彰はゾロアーク一匹しか持っとらんのか? そりゃつまらんわな。
じゃ、お嬢ちゃん相手頼む。もちろんさっきの条件は取り消せんけど」
さっきの条件・・・負けたら記憶を消され、全てのポケモンが奪われる。
それは覚悟していた。
しかし、いざ対面してみるとやはり頭に不安がよぎる。

 「・・・確かに敵の幹部相手にゾロアーク一匹で挑むのは無謀すぎる。すまなかった。
このバトル、後は任せる。だが絶対に負けるなよ」
彰が私の肩押してくれた。
 「うん、任せて!」
少し元気が出た。でも、やっぱり少し怖い。

 「6vs6のフルバトルといきたいとこやが、わいとしてはあんまり時間かけたくないんや。持ってるポケモン全て晒すのもあまり好ましくないし。
だから、3vs3でええかな?」
此方としてもあまり時間をかけたくなかった。
先ほど、どさくさに紛れ裕貴が撤退信号を出したのが見えたからだ。
彰はバトルに集中して気付かなかったのだろうけど、私もこのまま見て見ぬフリしている訳にもいかない。
 「構わないわ」


 「行け、コジョンド!」
私の振り上げたモンスターボールからはコジョンドが出てきた。
 「へぇ、コジョンドねぇ・・・。いい目付きしとるやないか」
そう言いながらも十魔は余裕の表情だ。
あのキュウコンにどれほど自信があるのか。

 「ほな、始めるでぇ。キュウコン、大文字や!」
大文字と言えば、炎タイプの技の中ではかなり威力の高い技だ。
おまけに晴れ状態の今、炎タイプの技の威力は大幅に上がる。
このまま大文字を喰らえば、コジョンドは一撃で倒れかねない。

 「だったら技を撃たれる前に倒せば良いのよ! コジョンド、ストーンエッジ!」
キュウコンが大文字を放射する前に、コジョンドが動き出した。

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最終更新:2014年02月27日 19:58