13ページ目
ブラックシティ東側・・・・・。
「あーあ、ナッシーは瞬殺されるか。ま、相性的に不利やから仕方ないか。戻れ、ナッシー」
ウルガモスの虫のさざめきによってナッシーは一撃で遣られた。
とはいえ、葉緑素によって素早さの上がったナッシーに先行だけは譲られ、サイコキネシスを撃たれた。
ダメージは少なかったものの、気合いの襷は効果を発動出来なくなってしまった。
「よーし、これが最後や。行け、バシャーモ!」
彼が最後に出したバシャーモ。
これをウルガモスのサイコキネシス一撃で倒せれば襷が潰された意味もなくなる。
先程の加速した分のスピードもモンスターボールによってデフォルトに戻ったはず。よって先制出来る。
「これで・・・お終いよ! ウルガモス、サイコキネシス!」
「ヒュイィィィィィップ」
ウルガモスの念波がバシャーモに迫る。
「バシャーモ、守るや」
バシャーモの目の前に結界が現れ、ウルガモスのサイコキネシスから身を守った。
「・・・え?」
その間、バシャーモの足の炎は徐々に大きくなっていた。
「ヤバい・・・!」
「残念やったな、お嬢ちゃん。悪いがこれで今度こそ終わりや。バシャーモ、ストーンエッジ!」
バシャーモの身の回りに浮いた岩がバシャーモに襲いかかる。
「ウルガモス!」
岩タイプの技はウルガモスにとって相性最悪。
襷も先程の潰されたので、これを喰らえば一撃で遣られてもおかしくはない。
しかし、危機一髪だった。
ウルガモスは迫り来る岩を全てかわした。
これで攻撃の隙が出来た。
「今よ、サイコキネシス!」
ウルガモスの念波は今度こそバシャーモを捕らえ、宙に浮かす。
バシャーモはウルガモスの思うがままに操作された後、突然急降下して地面に叩きつけられた。
「・・・チッ、負けたか」
バシャーモは戦闘不能。勝負はついた。
「・・・危なかった。もしストーンエッジが当たってたら・・・」
私達は記憶とポケモンを失っていた。
そう考えると、この勝負は本当に私の勝ちなのだろうか。
たまたま運が良かっただけじゃ・・・。
「お疲れ、紫音」
突然肩を叩かれて我に帰る。
肩を叩いたのは彰だった。
「・・・うん、ありがとう」
最終更新:2014年02月27日 20:15