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 『小次郎選手手持ち0匹。留々華選手手持ち1匹。よって勝者、エントリーナンバー341、留々華選手』
辺りに歓声が撒き起こった。
 「留々華やるじゃん!」
 「すごーい!」
クラスメイトにも敗北してるところを見せることなく終わり、一安心する。

 「お疲れ、ヘラクロス」
火傷状態のヘラクロスはモンスターボールに戻ったあと、控え室にある回復システムで回復する。
ヘラクロスだけでなく、瀕死状態になったウォーグル、スターミーも。

 「おめでとう、お嬢ちゃん」
小次郎がフィールドを横切って此方まで遣ってきた。
 「どうも。対戦ありがとうございました」
深々と頭を下げると、向こうも「此方こそ」と軽く頭を下げる。
 「まだ若いのに中々の腕前だったね。特に最後のバトルは久々に楽しかったよ」
 「ポケモン達を・・・信じてましたから」
 「そうだね。信じることは良いことだ(昔ポケモン泥棒してた俺が言えることじゃないが・・・)。いつまでも彼らを信じ続けると良い。さすればホワイトホール、白い明日が待ってるぜ?」
彼はそう言って此方に背を向け、軽く手を降りながら去っていった。
優しそうな紳士だった。

 「お疲れ南! お前やりゃできるじゃんか!」
控え室に戻ってきた南の肩を叩いて全力で誉めた。
 「う、うん、ありがとう」
少し疲れているのか、南は反応に困っていた。
 「取り敢えずポケモン達を回復させて。彼らが一番疲れてるだろうから」
彼女はそう言って回復システムに近寄った。

 「全く、最初のマタドガスにウォーグルが遣られたときは心配したよ。おまけに大爆発なんてされたしなぁ。
ヘラクロスのおかげでなんとかやり過ごせたな」
南が戻ってきたあと、俺はバトルの感想を述べる。
 「彰、興奮しすぎ。あんなのたまたま運が良かっただけだって。相手が鬼火してこなかったら負けてたよ、多分」
 「運でも勝ちは勝ちだ。てか、むしろああいう勝ち方の方がかっこいいと思うぜ俺は」

 「えぇ、エントリーナンバー403,389の方、もうすぐ試合開始です。準備をしてください」
そうこうしているうちに、俺の番が遣ってきた。
 「403・・・って彰じゃん。頑張ってね、試合」
 「おう。行ってくる」
リフトのある地下水道へ足を運んだ―――。

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最終更新:2014年02月27日 22:18