7ページ目
『選手入場。エントリーナンバー403、彰』
リフトが動き出し、港の上まで登っていく。
歓声と拍手が聞こえると共に、頭上に差し込む光が増す。
気が付くと、俺は港のど真ん中に立っていた。
周りは観客で囲まれ、目の前にはバトルフィールドがある。
「あれ? あれ彰くんじゃない?」
「ポケモン使わないんじゃなかったっけ?」
南の時より反応が大きい。
まぁ、俺がポケモンを使わないということは学校のほとんどの人が知っているから仕方ない。
理由はただのポケモン嫌いだってことにしているが。
『続いてエントリーナンバー389、武蔵選手』
対戦相手もリフトでフィールドに登ってきた。
相手はずいぶん長いピンク色の髪をしているおばさんで、しかも厚化粧だった。
『両者は最初のポケモンを出してください』
アナウンスと同時に、武蔵の方が先にモンスターボールを投げる。
「行け、ハブネーク!」
「ペッペップルルル」
ハブネークは毒タイプ。
俺が出そうとしていたポケモンの有利なタイプだ。
「頼んだぜ、ルカリオ!」
ハチカマド博士が俺に託してくれたポケモン、ルカリオは闘志に満ち溢れながらフィールドに聳え立った。
最終更新:2014年02月27日 22:18