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 「ハブネークねぇ・・・。あまり使ってるトレーナー見たことないんだなぁ。どんな戦法使ってくるやら」
俺は一人で呟きながら試合開始の合図を待った。
 『・・・3、2、1、バトルスタート』

 「おし。ルカリオ、冷凍パンチだ」
ルカリオは先制し、ハブネークに向かって猛ダッシュする。
と思いきや、先制したのはルカリオの方ではなく、ハブネークだった。
 「遅い遅い! ハブネーク、地震!」
ハブネークの引き起こした地震は猛スピードで迫るルカリオを転倒させた。
しかし、ルカリオはそれでも勢いを止めず、なんとか体勢を立て直してハブネークに冷凍パンチを喰らわす。

 「へぇ、ハブネークってあんな速いんだ」
 「そりゃ当然よー。拘りスカーフ持たせてるんだからね!」
得意気に笑う武蔵。
拘りスカーフ・・・同じ技しか出せなくなる代わりに素早さをあげる技か。

 「だが、いくら速くてもこいつには勝てない。ルカリオ、神速!」
一瞬にしてルカリオが消えた。
そして次の瞬間、ハブネークが吹っ飛ばされた。
 「え? え、え、ハブネーク!?」
武蔵が慌てふためく。
ハブネークは戦闘不能状態になっていた。

 「先制技の神速には勝てませんよ」
軽い気持ちで言ったつもりだった。
しかし・・・
 「ぬぬ~・・・。ムカつくわねこのジャリボーイ・・・」
相手は喧嘩を売られていると勘違いしてしまったようだ。
 「戻りなさい、ハブネーク。そして次はあんたよ、ニャース!」
 「ニャースでニャース!」

今のは・・・鳴き声・・・?
いや、喋った・・・?
 「そう驚いくでニャイ。単刀直入に言うと、ニャーは喋るニャースなんだニャ」
喋るニャース・・・どころか喋るポケモンなんてテレパシー使い以外聞いたことがない。
それにしても単刀直入すぎる。
 「ポケモンが喋った!?」
 「すごーい」
観客の歓声が先程より賑やかになった。

 「あの、どうでもいいんだけどさ。
君さっきからニャーニャーニャーニャー言ってるけど、その姿どう見てもペルシアンにしか見えないんだが・・・」
それを言うと、喋るペルシアンは大きく目を開けて此方を見た。
どうやらタブーだったらしい。
つまり、相手は希に見る進化したくなかったのに進化してしまった、という進化前のポケモンだったということだ。
喋る進化嫌い・・・。こんなポケモン見るのは初めてだ。

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最終更新:2014年02月27日 22:19