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「ニャーはペルシアンなんかじゃないにゃ!! 四つん這いになったニャースなんだニャ! その力とくと味わうが良いニャ! 先手必勝、猫騙しニャー!」
いきなり不意打ちを喰らった。
不意打ち、というのは技の方ではなく、ポケモンがトレーナーに指示されず動いたという事実である。
ペルシアンは神速より速く動ける猫騙しをルカリオに喰らわせ、もとの位置に戻った。
「猫騙しを喰らったポケモンは一時的に怯み、その間にまたニャーが攻撃を仕掛ける。そういう寸法ニャ」
「ふーんなるほどね。だが残念、ルカリオは別だぜ? インファイト!」
ペルシアンの振り向き様に、ルカリオは渾身の連撃を叩き込んだ。
「ニャー!!」
自分にとって相性最悪の技を喰らったペルシアンは悲鳴をあげながら後方へ吹っ飛んだ。
「ちょっとニャース、しっかりしなさいよ! 特性『精神力』を持ったポケモンは怯まないから注意しろと、あれほど言ったでしょ!」
「ニャーすまニャい・・・。すっかり忘れてたニャ・・・」
体力はかなり減ってるが、ペルシアンはまだ戦闘不能状態になっていなかった。
「あの攻撃を受けておいてまだ立ち上がれるとは・・・」
思わず口に出た。
「フッ、ニャーはとんぞそこらのニャースと違って高い耐久力を持ってるんだニャ。この程度の攻撃じゃビクとm」
「気合いの襷持たせてあげてるからでしょ。良いから速く攻撃なさい。あんたの方が速いんだから」
「ニャ~! 最後まで言わせろニャ!」
二人のやり取りを俺とルカリオは黙って見ていた。
なんというか、彼らは仲の良い二人だと思った。
「再び先制ニャ! 喰らえ、催眠術!」
ペルシアンは素早い動きで此方に向かって走り、目を光らせる。
が、途中でその姿が消えた。
相手は後方へ吹っ飛び、痙攣していた。
「ニャー・・・・・」
「さっきも使ってたんだけど、神速だ。体力1のペルシアンにゃ耐え切れないだろ」
「くぅ・・・あんたが最初にミスするから! 戻りなさい、ニャース!」
結局、ルカリオはほぼノーダメージで遣り過ごせた。
最終更新:2014年02月27日 22:21