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「フォォオオォォォォォォ!!!」
ファイヤーの雄叫びが会場に響く。
同時に、フィールドの真上にある天井が開いた。
『そうだ、忘れてた。天候パや空中戦が激しくなったときのためにバトル中は天井を開けます。暑いけど我慢してね!』
と、司会の裕也。
『さて、それじゃそろそろ始めよっか。5、4、3...』
胸が高鳴った。バトルのときなるといつもこうなる。
興奮のあまり理性を失い、まるでもう一人の自分が心の奥底から這い上がってくる様な・・・。
「この感覚、最高だぜぇ・・・!」
『2、1、スタート!』
「舞え、ボーマンダ!」
舞え・・・とは竜の舞のことだ。
短縮した意味は特にない。
「ファイヤー、めざめるパワー!」
ボーマンダが竜の舞をしている途中、ファイヤーのめざめるパワーが発射される。
そのタイプはボーマンダにとって相性最悪の氷。
竜の舞は成功したものの、大ダメージを喰らってしまった。
「・・・氷タイプの技を喰らって倒れないか。タフだな」
大翔は驚いた様子だ。
「まぁな。ボーマンダにはヤチェの実を持たせておいたから、氷タイプの技は半減されたんだ。
さぁて、お返しはさせてもらうぜぇ! ボーマンダ、ストーンエッジ!」
ボーマンダの周りに複数の岩が浮き、それらがファイヤーに襲いかかる。
ファイヤーは天井から外に出てまでかわそうとするが、攻撃は止まない。
やがて一つの岩がファイヤーの体に食い込み、続いていくつもの岩が突き刺さる。
「ヘッ、殺ったか」
「まだだ。もう一度めざめるパワー!」
ファイヤーはストーンエッジを喰らってふらついたがなんとか耐え、真下のフィールドに向かって急降下する。
そしてそのままめざめるパワーを放った。
複数の氷の球体が落下し、ボーマンダに命中する。
ボーマンダは飛ぶ力を失い、地面に墜落した。
「残念だけど、ファイヤーは気合いの襷を持ってる。一撃では倒れないよ」
ファイヤーがフィールドに戻ると同時に大翔が言う。
「ケッ、遣ってくれるじゃねーか。戻れ、ボーマンダ!」
最終更新:2014年02月27日 22:27