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 『さ、それでは次の試合の対戦者入場といこうか! エントリーナンバー405、佐伯玲音!』
片方の入り口から白い煙が吹き出し、その中から玲音が現れる。
 『エントリーナンバー672、湯狩堅五郎!』
もう片方からも同様にして、湯狩が現れた。
 「ん・・・?」
玲音は彼の眼を見て驚きの様子。
それもそうだろう、左右で瞳の色が違うのだから。


フィールドに立った後、俺らは暫く睨み合った。
 「あんた、D.Dの幹部だな?」
暫くの沈黙の後、俺が訊く。
沈黙とは言っても、それは二人の間だけの話であり、観客の歓声は含まれない。
 「ええ、いかにも。私はD.Dの幹部、湯狩堅五郎です。私の正体を知っているということは・・・貴方はD.D.Dの者ですかな?」
一瞬動揺した。何故なら彼がD.D.Dの存在を知っていたからだ。
何処から情報が漏れたか知らないが、今は考えている余裕はない。
 「・・・単刀直入に訊く。誰からD.D.Dの名を耳にした?」
 「ホホホ、それは勿論秘密です」
やはり予想通りの答えだった。


 『それでは、対戦者の2人は最初のポケモンを出してくださーい!』
2人はモンスターボールを同時に構えた。
しかし、先に投げたのは玲音だった。
 「行け、ガブリアス」
 「クオォォォオ!!」
ガブリアスはフィールドに立つと、まず天に向かって吠えた。
 「ほほほ・・・威勢の良い子ですね。ではこちらも・。行きなさい、ポリゴンZ」
彼のMBから出てきたのはポリゴンZ。


 「・・・あの時と同じだ。俺が戦った時もあいつ、最初はポリゴンZを出してきた」
翼は言葉を続ける。
 「あいつの使うポケモンは全て人工ポケモン。つまり、人から作られたポケモンなんだ」
 「人が作ったポケモン・・・。つまりあいつのポケモンは全てあいつの理想通りのポケモンってことだな」


 「ポリゴンZか・・・蹴散らしてやる」
 『それじゃ、カウントダウン始めるよ! 10、9、8・・・』
 「ホホホ・・・。威勢の良い子ですな」
 『3、2、1・・・バトルスタート!』

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最終更新:2014年02月27日 22:34