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しばらくして、誰かがこちらへと近づいてきていることに気がついた。
方向からしてさっき殺しあっていた者なのだろう。
トラハムくんはデイパックの中に手を入れ、短刀を掴んだまま待ち構える。
どうする――――!?
相手が殺し合いに乗っていた場合、殺すべきなのか?
答えが出ないまま、相手は姿を現した。
「と、トラハムはん…………」
息を切らせながらまいどはトラハムくんの名前を呼んだ。
彼の右肩からは血が溢れ出している。
短刀を握る手に力が入る。
「誰を殺した……?」
その言葉にまいどは細い目を見開かせた。
「ちゃう! トラハムはん、聞いとくれ!」
「寄るな!」
「違うんやトラハムはん! 話を――――!」
気がついたときには、まいどは息絶えていた。
彼のデイパックの中に入っていた武器はハリセン。
そんなもので誰かを殺すことなど出来るはずがなかった――。
【まいど 死亡】
「はは、は――――」
かすれた声でトラハムくんは笑う。
そこにいつもの陽気な彼はなかった。
膝をつき、涙を溢れさせる。
彼は勘違いで、取り返しのつかないことをしてしまったのだ。
「あああああああああああああああああああ!!!」
声が出なくなるまで叫び、
彼は自分の喉下へ短刀を当てた。
【1日目 夕方】
【トラハムくん】
[状態]:発狂
[装備]:短刀・ハリセン
[思考・状況]
1 死ぬ
最終更新:2014年03月12日 15:05