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ハム太郎が、殺された。
つまり障壁能力が見破られてしまったのだ。
不可視の盾は範囲が狭く、尚且つ移動させることが出来ない。
設置しなおすためには時間がかかる。
「アハハハハハハハハ!!」
リボンちゃんが大きな笑い声を上げた。
彼女は誰かを殺すことを躊躇したりはしない。
この状況から生還するのは極めて困難だ。
かぶるは固唾を飲み込み、隙を作らないようにしてハム太郎の死体から拳銃を取る。
見たところリボンちゃんの能力も再発動までに時間がかかるようだ。
なら、勝機は今しかない。
「いくぞッ!」
拳銃を構え、かぶるは走り出す。
距離を詰めながら銃を撃つ。
走りながらでは当然命中することはないが牽制することは出来る。
少なくともリボンちゃんはこの状況を好ましく思っていないはずだ。
「ハム太郎くんの仇だ!」
立て続け様に三発。
二発は空を切っていったが、一発はリボンちゃんの左腕へと命中する。
「ぐあッ!」
激痛がリボンちゃんを襲うが、だからといって彼女は気を抜くことすら出来ない。
油断すれば殺されてしまうことは彼女もかぶるも一緒だ。
光弾能力の装填まで残り十数秒。
それまで耐えなければ、待っているのは死。
「殺してやりまちゅわ……!」
「死ぬのは、お前だ!」
最終更新:2014年03月12日 15:09