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姫神秋沙は放送を聞き、明らかに動揺していた。
上条当麻が死んでしまった。
「そんな。あり得ない。」
いくら否定したところで現実は変わらない。
神の奇跡すらも消し去る彼が一体何故死んでしまったのか?
いや、ルールの通りなら彼はもう神の奇跡を打ち消す力は手にしていないはずだ。
だからといってあの少年がこんなすぐ死ぬわけはあるのだろうか。
姫神は今ひとつ信じられない。信じたくなかった。
考える中で彼女は前方の少女に気がついた。自分よりも若干年齢が低いように見える。
「御坂さんが死んじゃったなら……もうアタシも助からないじゃない!」
明らかにその少女は狂乱状態にあった。無理もない。こんな状況に陥れば誰だって気が気でならないだろう。
しかしだからといってそのままにしておくわけにはならない。
あの状態のままだといい獲物だろう。たちまち見つかり、殺されてしまう。
「落ちつい――。」
姫神が声をかけると同時に、その少女は、佐天涙子は絶命した。させられた。
姫神は咄嗟に敵がいるであろう方向へ顔を向ける。
そこにいたのは同年代の、クラスにいてもおかしくない平凡な男子だった。
佐天涙子(武器:木原神拳)死亡 残り18名
最終更新:2014年03月12日 19:39