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「あぶねぇ…どこのどいつだよ!」
水素が叫ぶと、今度は水素の背後から人の頭サイズの氷塊が飛んできた。
「あたらねぇよ」
水素は素早い剣撃で飛んできた氷塊をバラバラにした。
そして、「そこだな!」と言って刀を振るって、斬撃の衝撃波を放った。
衝撃波に当たった木々がなぎ倒される。
「ばれてしまったようだな」
そう言って、茂みの中から1人の男が姿を表した。
「今の斬撃、中々のものだったぞ。水素」
その男はそう言って小さく拍手した。
「てめえ…その顔、氷河期か」
そう言って水素は氷河期を睨みつける。
「ご名答、だが関係ないな。貴様はここで死ぬのだから」
そう言って氷河期は鋭くとがった氷柱を無数に作り上げた。
その氷柱は水素の前後左右あらゆる角度から水素に向いていた。
「死ね…秘術、魔鏡氷晶!」
氷河期が指をパチンと鳴らすと、その氷柱が一斉に水素に襲いかかる。
「ちっ、厄介だな…でも効かねえ」
そう言って水素は、両手の刀を高速で八方に振るう。
幾千という斬撃が水素の周りに発生し、氷柱を全て切り落とした。
「ふん、やるじゃないか」
余裕ぶった氷河期の表情には、少しだけ焦りも現れていた。
最終更新:2014年03月13日 16:41