3ページ目
タコス「とりあえず、特殊能力って何だろうな。あの説明だと、ランダムに秘められているとか言うけど、まさか指から炎が出たりしてな。」
タコスは右手を握り拳にし、右手をストレートする・・・すると、握り拳から火の玉が放てるようになっていた。
タコスは炎を出す自分に驚きを隠せなかった・・・。
タコス「マジかよ、この世界はどうなってんだよマジで・・・。」
サンタナ「へへっ、占めた・・・タコスには悪いが死んでもらう。ふんっ!」
木の茂みに隠れいていたサンタナは、タコスを発見し、自分の特殊能力を放った。
サンタナの特殊能力は、腕を横に切るようにして振る事で風の刃を放てる能力だ。
風の刃はタコスに向けて飛んでいくが、タコスはその異変に気づき、しゃがんで風の刃をよける。
タコス(あぶね。異変に気づいていなかったら、完全に即死だった。この木の茂みの中に誰かいるのか。この特殊能力で!)
タコスは右手を握り拳にし、握り拳をストレートし、炎の玉を木の茂みに隠れているサンタナに向けて飛ばす。
サンタナ(マジかよ!ここに芋っている事はお見通しか!?)
サンタナは火の玉をよけ、木の茂みから姿を現す。
タコス「やっぱ、誰かいたか・・・誰だお前は。」
サンタナ「ふん、バレたなら仕方ねぇな。俺はサンタナだ。せっかくの殺せるチャンスを逃しちまったぜ。タコスさんよぉ。」
タコス「知るかそんな事。おい、サンタナ、このゲームの脱出できる方法を見つけねぇか?俺は人殺しなんてするのは更々ないからさ。」
サンタナ「嫌だね俺は。俺はこの機会を機に、ポケガイ民を殺しまくって勝ち残るよこのゲームに。」
タコス「そんな考えなら仕方ねぇな・・・俺も容赦なく相手するか。」
サンタナ「脱出方法を見つけるだと?そんな甘ったれた考えしてちゃあ、このゲーム生き残れねぇぜ!」
サンタナは、平手で横に切るようにして腕を振り、風の刃をタコスに向けて飛ばす。
タコスは風の刃をしゃがんで避け、しゃがみあがった時に拳から火の玉を放つ。
サンタナ「ふざんな!そんなへなちょこな火など!」
サンタナは両手を左右大きく振り、大風を起こす。大風で火の玉はかき消されてしまう。
タコス(糞、風で消されるほどの弱いのかこの火は・・・他に特殊能力は無いのか?!)
タコス(すまないサンタナ・・・俺の力では止める事なんてできなかった。本当にすまん・・・本当に。)
タコスはただ、サンタナが自分の特殊能力によって全身燃やした事を心の中からそう叫んでいた。
全身を燃やされたサンタナはもはやあっけなく、骸骨だけが残り、灰となっていった・・・。タコスはそれを見るしかなかった。
タコス(糞・・・これで俺も殺人者じゃねぇかよ!糞、糞、糞ぉおおおおおお!)
最終更新:2014年01月06日 14:24