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「・・・で、誰が死ぬんだ?」
くれないが問いかける。
「あありん死にたくないし誰にも死んで欲しくないよ・・・。」
あありんがまた少し涙ぐむ。
小銭と水素は黙ったままだった。
しばらくの静寂の後、水素は刀を振り上げた。
「水素ちゃんっ!?」
あありんが叫ぶ。
「おい、誰を斬るつもりだ!」
くれないは咄嗟に自分にバリアを張った。
無論、この程度のバリアで水素の斬撃を防ぎきる事はできない。
「いやぁ~~~殺されるぅ~~~~」
小銭は慌てふためいていた。
そして水素の刀が振り下ろされる。
鮮血を吹き上げたのは、水素だった。
水素は自分の左手首を切り落としたのだ。
「これで俺はじきに出血死するだろう」
そう言うと水素は、右手に持っていた刀を地面に落とした。
「水素ちゃんっ!!」
「キムチ何してんだ!」
「うわあああ水素おおお」
三人同時に声を出した。
誰がなんと言ったのかなんて分からない。
水素は、一人で森の中へと歩いて行く。
追いかけようとした三人を、睨みつけて最後に言った。
「付いてきたら、殺すからな・・・。死に様は、見られたくねえ・・・」
そして水素は、血を流し続ける腕を抱えたまま。森の中へと消えていった。
最終更新:2014年03月13日 17:01