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あありんの放った謎のオーラにかかった零音は真っ二つに割れた姿から元の姿に戻り、零音は立ち上がる。
零音「ありがとね、あありん。僕の油断であありんに負担をかけてしまった。」
隠密(あありんの回復能力っていうのはコレの事か・・・って事は、あありんを殺さないと、こいつは何度も蘇って厄介な事になるな。
とは言え、このバリアをどうやって貫くかが問題だ。)
直江「なんだと?俺は確実にしとめたはずなのに・・・!」
直江に焦りが見える。それもそのはず、普通では信じられない事が起こっている。真っ二つに切った零音があありんの能力によって元の人間の姿に戻って蘇っているからだ。
隠密「おい直江、零音は何度も殺してもこのあありんの能力で蘇ってしまう・・・あありん優先して零音を相手しろ。あありんは謎のバリアで攻撃が通らないんだ!」
直江「謎のバリアで攻撃が通らないだと?」
零音「あははは、そうだよ・・・もう一人の僕、あありんは誰にも貫く事のできないバリアに張られているんだ。だから、あありんは殺せはしないさ。
何度も僕を殺しても殺してもあありんさえいれば、僕は蘇ってしまうのだからなぁ。まぁ、相手が悪かったって事さ残念だったな2次元党のお二人さん・・・あはははははw」
零音は余裕を見せた表情で高笑いし、炎を纏った剣を直江に向けて縦に切る。この時、直江は零音の前にいたが、華麗に横に避けると同時に姿を消す。
隠密(直江・・・本当に悪いけど、時間稼ぎをしててくれ。コイツのバリアーを貫く方法を徹底的に調べるからよ!)
隠密は心の中で直江にそう言って、隠密本人も姿を消すが・・・。
???「あありんはやらせないよ・・・」バンッ
隠密「がはっ・・・!誰だ、お前は。」
隠密は後ろから銃弾を右肩に食らう。左手で被弾した右肩を抑えながら、後ろを向くと隠密に向けて銃口を向けている男が少し離れた所で立っていた。
くれない「誰だお前と聞いたからその質問に答えてやるよ。俺はくれないだ。ポケガイではベースニートって馬鹿にされているくれないだ。」
隠密「くれないか・・・まさか、お前がここにいるとはな。」
くれない「まぁ、俺もポケガイ住民だからよ・・・さよなら、隠密さん。」バンッ
くれないは隠密の頭を狙って拳銃の引き金を引く。隠密はこの時、終わったと思った。
隠密「ぐっ・・・終わった。」バタッ
銃弾を胸に直撃した隠密は、そのまま倒れた。そして、最後に「直江生き残れ・・・」と心の底から思い、そのまま命を引き取った。
最終更新:2014年01月06日 14:34