8ページ目

くれない、零音(あありん)、直江が戦闘を繰り広げている頃、二次元党でもあるWあと太鼓侍は崖の上から、直江が戦闘している所眺めていた。
それだけではない・・・あありんのバリアーをどう突破するかを。

Wあ「直江、よくここまで頑張ったな。だけど、あありんの弱点は見抜いたぜ。このWあ様が狙い撃つぜ!」

Wあは特殊能力で右腕にビーム砲を装備させる。そう、この高火力のビーム兵器であありんのバリアーを突破させようとしているのだ。

Wあ「ナイフ、鎌などの武器が通らないなら、ビームでどうだ!」

高火力のビーム砲をあありんに向けて放つ。あありんの周囲に放っているバリアーはビームを貫通し、あありんに直撃する。

あありん「え?・・・なんでっ!?ああああああぁああ!」

Wあの放ったビームは、あありんを直撃し、あありんは姿もろとも消え去ったのだ。

零音「あ、あありんっ!?まさか・・・僕も!?うあああああああああ!」

二人は元々は二重人格、ただ特殊能力で分離しただけの存在。元の本体、あありんが消え去れば零音も消え去って逝ったのだった・・・。

  • 零音(あありん)死亡 残り45人

直江(誰の放ったビームだ・・・Wあさんと太鼓侍さん!?)

姿を消したまま、ビームが放たれた方を向いてみると高い崖の上にはWあと太鼓侍の姿を目にする直江。Wあはあありんを突破した事にドヤ顔を太鼓にかましている。

くれない「あありんが消えた・・・どうして?!」

Wあ「それはこう言う事だよ。Wあ、狙い撃つぜ!」

Wあは格好付けてそう言うと、くれないの方を向けて高火力でもあるビーム砲を放つ。

くれないはビーム砲を素早くよけると、ガトリングと化している右腕で左手でガトリングを支えながらWあに向けて撃つ。
だが、相手が崖の上にいる。狙いが定まらず、Wあ達に弾は命中しない。

直江「この俺も忘れるなよ?くれない。」

今まで姿を消していた直江だったが、いつの間にかくれないの背後に姿を現し、くれないの左腕を先ほどのように切断させる。

くれない「ぐああああああっ・・・!糞、痛い!」

くれないは直江の方を向いてガトリングをぶっぱなすが、支えていた左腕を失っているがためか、かなりのブレが生じて目の前にいるはずの直江に狙いは定まらず・・・。

直江「そして、とどめだ・・・!」

くれない「や、やめてくれええええぇえええええ!俺はもう・・・!」

直江は、くれないに近づいて鎌でくれないの首を斬首した。

くれないの首は地面へコロコロと転がって逝く・・・直江は哀れな目でくれないの首を見つめていた。

  • くれない死亡 残り44人

Wあ「おーい!直江~!」

直江は、Wあの声がする方を向くと、ルギアに乗って崖から下へと降下しているWあの姿を目にする。

そして、地面へと降りると、Wあと特殊能力でルギアとなっていた太鼓侍は人間の姿に戻り、直江の方へと向かってくる。

直江「Wあさんとそして太鼓侍さん・・・本当に助かった。感謝する。」

直江「でも、俺は隠密さんを失ってしまった・・・守りきれなかった。隠密さんを失ってしまった自分が情けないよ。」

Wあ「どうせ、生きるか死ぬかのゲームだからな。仕方ねぇだろ。バトロワにも犠牲は付きものだろ。
そう自分を責めるな。俺等も隠密の分まで頑張ってこのゲーム突破しようぜ。」

直江「そうだな・・・隠密さん、本当にすまない。隠密さんの分まで俺等、いや二次元党という名を背負って何とかこのゲーム生き残ってみせます。」

その後、3人は隠密の死体を埋めて隠密の墓を作ってあげた。

最終更新:2014年01月06日 14:39