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とてもおいしかった料理を3人は食べつくしたが、皿にはまだ少しおいしい料理が少し残っていたので、料理を出してもらう立場として失礼だと人参は気を使い、お腹がいっぱいながらもそれを食べた。

そして3人は一緒にため息をついたかと思うと、「もう食えねぇ・・・」と息を合わせたように言うのであった。

3人のお腹は風船のようにパンパンに膨れ上がっていて、今にも針でも刺したらバチンと破けそうなくらいだった。

しばらくそのお腹のせいで3人はあまり身動きが取れなかったが、ようやく3人とも少し動いて床に一番楽になれそうな座り方で座り、色々さっきのおいしい料理のことについて喋っていた。

しばらくすると、膨れ上がっていたお腹はたんだん小さくなっていき、いつものように動ける体系に戻った。

すぐに食器やコップを台所に片付け、しばらくまたさっきと同じように座っていると、ジグザグマが部屋に入ってきた。

ジグザグマはまるで太太朗を警察官と同じように思ったかのように、太太朗のそばにすりよってきた。

「お、このジグザグマ、人懐っこいな。」

太太朗がふと前を見るとタイミングよく犬にでも投げるようなゴムボールが置いてある。

「そらっ!取って来い!」

太太朗はゴムボールを投げた瞬間、素早くジグザグマはバウンドしていくゴムボールを追いかけて行き、口に銜えたかと思うとすぐに此方に走ってきた。

「さすがジグザグマだな、速い速い」

ファングが拍手しながら感心して褒めていると、向こうから警察官がやってきた。

「君達、とりあえず今日は遅いから寝なさい、2階に布団をしいてきたから」

さっきの鼓膜が簡単に破れそうな怒鳴り声とは全く違うような優しい声で警察官は言った。

俺たちはそう言われるといきなり眠気がさしてきたので、警察官の言われたとおり、2階への階段に上がって、3人ともベッドの上に倒れこんだ。

倒れこむともう3人はピクリとも動かず、何も考えずにそのまま眠りに入っていった。

次の日、ファングが早起きして起きて下へ降りてみると、警察官はどこにも居なく、外のドアは開いていたが、3人の分の朝ご飯はちゃんと用意してくれていた。

ファングはすぐに2階に駆け上がり人参と太太朗を起こし、とりあえず顔を洗って朝ご飯を食べ始めた。

昨日の晩ご飯のようにこれまたおいしく、噛めば噛むほどおいしかった。

「あの警察官はなんだったんだろう?いい人だったけど」

朝ご飯を食べながら考えていたことは3人とも同じだったはずだ。

だけど誰も一言も話さず、ただおいしい朝ご飯をパクパク箸を口に運ぶだけだった。

                       ファング 2010/5/3


食事が終わると三人は片付けをすることにした。
普段家事をやっていないとしても皿洗いは問題なくこなし、十数分後には片付けを終えて外に出ようとしていた。

「出て大丈夫なの?」
大太郎が不安げに人参とファングに聞き入る。 二人とも「こんなお昼だし大丈夫だろ」と聞かない様子だったので大太郎も仕方なくついて行く事にした。
それでも大太郎は不安だったので「少し外に出かけて行きます」と手紙を書いてテーブルの上に乗せておいた。

外に出ると爽やかな初夏の日差しがさんさんと地面や木々に照りつけており少々暑いぐらいであり、隣には交番があるがそこに警官の姿はなく電灯も灯ってないので中は暗く、少々陰鬱な印象を受ける。

「あっちに町があるけど行ってみない?」
人参が二人に声をかけ家の反対方向を指さした。 そちら側の町に対しては一本道になっているので迷うことも無いだろう。 二人は賛成して町の方へと歩みだそうとした時だった。
「君たち! 何やってるの?」
突然女の子の声が聞こえて三人は振り向く。
彼らと年の変わらなそうなその少女はショートカットの黒髪、黒色のワンピース。 白いハイソックスとラフな格好である。足首まで覆う長めの靴を履いているので旅をしているのだろうか。
確かに警官の家の前でずっと立ち止まっていると目に止まるのは確かだろう、三人はここに居る訳を説明することにした。
この世界に飛んできた事。 ヨルノズクに襲われ、追われた事。 警官の男の人に泊めてもらった事。
「ふーん。 そんなことがあったんだねぇ、じゃああたしと一緒だね」
少女は何かを思い出したのか、それともファング達の話した事が面白いのか分からないがクスクスと笑いながら話している。
「あたしも二年前ぐらいにこの世界に飛んできて今もここに居るって所。 あたし四翼って言うの。 よろしくね」
四翼は自己紹介するとモンスターボールを投げた。 モンスターボールから光が放たれ中から一匹のポケモンが出てくる。
三人はポケモンは見ていたが実際にポケモンをモンスターボールから繰り出すという事を見るのは初めてであった。
中から出てきたのは淡い赤色を基調としたウミウシのような体のポケモンであった。
「これってカラナクシじゃない?」
人参がカラナクシと呼ばれるの体に触れるとカラナクシは特に反応せず柔らかな弾力で指を弾き返した。
「そうだよ、ファング達ポケモンまだ持ってないんでしょ? ちょっとついてきてー」
四翼がカラナクシをボールのかなに再び収めると警戒に走り出し手招きして三人を導いた。 三人は導かれるままに付いてきた。
景色は歩いているうちに自然らしさが薄れ、街灯やコンクリートの橋と言った現代的な景色へと移り変わっていく。
歩いて十分ほど立つと木々の緑色は消え、コンクリートやレンガの灰色や赤茶色のチェック模様が地面に映るようになった。
「此処はミナミゼシティ。 比較的気温が安定していて過ごしやすいわ……後は」
四翼がある一点を指さした。 そこは建物がありその建物はサファリパークのような草がはやされた装飾が施されており周りの建物とはまた違った雰囲気を醸し出していて、入口の脇にはモンスターボールをかたどった象が2つ並んでいた。
「SafariZone……サファリゾーン?」
「そうよ、500円あればボール30個でポケモン捕まえ放題。 ポケモンを持っていなくても捕まえられる場所だしやってみたら?」
四翼はポケットから500円玉通貨を三枚出して三人に一枚づつ手渡した。
「それはおごり、ここの世界じゃあたしの方が先輩だからねー」
四翼はそういうと三人の言葉を聞く前に何処かへと歩いてしまった。
「どうする? やってみる?」と大太郎
「やるだろ」と人参
「ちょっとやってみっかー!」
ファングも二人の腕を引っ張りサファリゾーンの建物の中に入っていった。

                       粉 2010/5/4


サファリゾーンの中に入っていったファング達は、
受付のお姉さんにお金を支払い、サファリボールとサファリの地図を受け取った。
すると受付のお姉さんが、
「あーすみません・・・今サファリは大変利用者が多く、ボールを入れるカゴが2つしかないんですがよろしいでしょうか?」
ファング達は顔を見合わせる。
「よーし。仕方ない、ジャンケンだ!」
太太郎が言った。

―――――結局みんなであいこを28回も連続で続ける中人参が負けてしまった。

「よーし。まずどのエリアから行く?」
「荒れ地のエリアいこうよ。強そうなポケモンがいそうだし。」
「エー強そうなのは怖いよー。また襲われちゃうよ?」
「大丈夫だよーほら地図の横のところに『ここにいるポケモン達は、サファリで飼育されてるポケモンなので、決して人は襲いません』って書いてあるじゃん。」
などと話しながら、太太郎とファングはスタスタ進んでいく。
「ちょっと待ってよー」
人参は両腕いっぱいにサファリボールを抱えながら後を追う。ボールが今にも落ちそうだ。

するとやはり、サファリボールが1個人参の腕の中からポロッと落ちていった。
「あぁぁ」
人参は必死に追いかけるも、ボールが転がっていった方向は下り坂だったのでなかなかおいつかない。
そして、そのままサファリボールは坂の下にある、水辺にいたポケモンに激突した。
ボールは光を放ち、そのポケモンを吸い込んでいってしまった。
数秒間ボールは動いていたが、人参が追いついた頃には止まっていた。
「あ、あれ?まさかポケモンゲットした?」
そう思いながらおそるおそるボールの開閉ボタンを押すと、中から青いオタマジャクシのようなポケモンが飛び出してきた。
「わぁ。ニョロもだ!これがこの世界での俺の初めてのポケモンかぁ。」
と、人参は数分間感動に浸っていた。

そのころ人参を見事に置いてけぼりにしたファングと太太郎は荒れ地エリアに来ていた。
そこにはたくさんの種類のポケモンがいた。
「わぁすごいたくさんポケモンがいるねー。」と太太郎。
「フン。どれもこれもヌルいな。」とファング。
「うわやばい。ファングが厳選モードに入っちゃったよ」
そう言って太太郎はファングをほったらかして、次のエリアに駆けていった。

                       人参 2010/5/4


太太郎は水辺エリアに行った
無類の水好きだったからだ
「ふう・・・まぁ俺の始めのポケ・・・」

「おーい太太郎ー俺ポケモンゲットしたよ~」

どこからか聞き覚えのある声が池の方から聞こえてきた
そう、さっきじゃんけんで28回も連続であいこだったのに最終的に負けた人参だ

「おう!お前何ゲットしたの?」
太太郎が話しかけると
「うん?ああ、ニョロモだよ!ニョロモ!!」
と、人参は説明した、良くは分からないが
人参は熱弁し、止まらなくなった
「あのヌルヌルといい・・・最高だぜ!!!
      • 」
人参はすっかり妄想に入り浸っていた(すみません
「ま、まぁとにかく良かったじゃないか。とりあえずファングを探そうぜ
一人で荒れ地エリアにいるようだし」

何気なく太太郎もヒンバスを手に入れていたので、
幸いにもすぐに探しに行くことが出来た

「さぁ、ファングはどこかな?」
そう話しながら歩いているとどこからかアナウンスが聞こえてきた
「迷子のお知らせをします
人参様、太太郎様、ファング様がお待ちです
至急荒れ地エリアゲート一番にお越しください」
人参が呆気にとられながら
「俺らが迷子だったんだね・・・」
太太郎も
「まぁ俺馬鹿だし、人参に状況説明しなかった俺が悪いよ、ごめんな」
と、反省(?)しながらゲートに戻っていった

戻ってみると、確かにファングがいた

「おーやっと来たかー」

太太郎が
「ああ、まよっ・・・
あ、お前ポケモンは?」
ファングはガッカリしたような顔で
「・・・てめーら待っててまだ取ってねーよ・・・」
人参が
「うん!全部太太郎のせいだね!
責任持てよ!」

前に出されたものは、ボールのかご・・・
太太郎は
「・・・ったよ、持ちますよ、」
結局もう一度、ポケモンを取りに3人は出かけるのであった、
そして太太郎はボールのかごを持たされるのであった・・・

                       太太郎 2010/5/4

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最終更新:2010年05月05日 21:18