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「ちょっ ちょっと待てよ! ファング達を探さなくていいのかよ!」

人参が焦ってそう言うと四翼は2人を忘れていたような感じでこう言った。

「それもそうだね、とりあえず2人を探そうか。」

道を戻って数分後、やっとファングと太太郎を見つけ、近くには警官がたくさん居て、太太郎はもう目を離していた。

太太郎は警察に呼ばれ、その攫われた時のことや服装の特徴を説明している。

「ファング! 太太郎は大丈夫か!」

人参がすごく心配したように言ったが、ファングは冷静に答えた。

「あれ、なんで四翼が居るんだ? 太太郎は大丈夫だけど、アジトの中での謎のジェントルマンのポルンガ・・・警察の話によれば天才科学者だったらしいし、太太郎に色々聞いてみたんだけど、記憶を消された様に何も分からないらしいんだ。」

太太郎が戻ってきて、3人が集まったら四翼はいきなりこう言った。

「貴方たち、ちょっともう一度私の秘密基地に来てもらえるかしら? 言うのを忘れていたことがあったの」

「それはいいんだけど、また歩くのかよ・・・」

人参がそう言うと、四翼はポケットからモンスターボールを出し、あの時の色違いのゴルバットを出した。

「みんなゴルバットの上に乗って! そらをとぶを使うわ!」

四翼が指示すると、言われるがままにファング達はそのゴルバットの上に乗った。

そして、四翼がいきなり「そらをとぶ」を指示すると、羽をばたつかせてゴルバットは秘密基地に向かって飛ぶ。

「うわー、いいなぁ! 秘伝マシンもう使えるのか!」

ファングが感激の声で四翼に言うと、四翼はこう返した。

「あら、もちろんジムバッジを持ってないと使えないわよ それにこの秘伝マシンを使うには貴方たちには後ジムバッジが6個必要よ」

ゲームでのお決まりは、やはり現実でも同じだった。

その話をしている間に、もう四翼の秘密基地の場所に着くと、ゴルバットは降りていった。

ゴルバットが完全に地面に降りると、すぐに四翼はモンスターボールを取り出しゴルバットを戻すと、中に入っていった。

その後にファング達がついていくと、また初老ぐらいの身方の整った男性が居た。

「やぁ、また会ったね 四翼、連れてきてくれてありがとう。」

男性がそう言うと、すぐにファング達のほうを見て、ピッケル、ハンマー、ヘルメット、懐中電灯を渡してくれた。

「それは探検セット それを持ち歩いているといつでも地下に潜ることができるんだ」

男性がそう言うと、四翼が横からこう言った。

「貴方たち、自分達の秘密基地を作ってみたいと思わない? もし思っているなら、作ってみたらどう? その探検セットで穴を掘って」

ファング達はそう言われると、またまた3人顔を合わせて笑顔をこぼした。

それぞれ色々なところに穴を掘ると、四翼から余っている家具をもらって、ファング達はどんどん自分の思い通りの秘密基地を作っていく。

「よし、できた!」

                       ファング 2010/5/9


家具は四翼から貰った物ではないので決して希望通りの家具を揃えられたという訳ではないが、十分に生活が出来る程度の家具は揃っていた。
適当に一番生活しやすそうな太太郎の秘密基地に入り、辺りを見回していた四翼が嬉しそうな顔で言う。
「うーん、まぁ何も無しの状態からこれだけ出来れば十分かなー、これで私のお世話になることはもう無さそうね。」
「生活の場所が出来たのは良いけど、毎日此処に戻ってくる訳にはいかないでしょ・・・。此処まで戻ってくるだけで1日過ぎそうだし、空を飛ぶもジムバッジが6個ないといけないし。」
と太太郎。
「じゃあジムバッジ6個取ってくればいいじゃない。」
と四翼。他人事のせいなのか、表情は凄く気楽そうである。
「いやいや、さっきの僕の話聞いてないでしょ・・・」
頭を振りながら、太太郎。
「地下通路は地上よりはポケモンとかトレーナーとかの障害物もないし、距離も実際よりも短いよー。それでも遠いと2時間ぐらいかかるけどね。」
思いがけない朗報に3人は顔を上げる。
「それならいいんだけど、空を飛ぶを使えるまではちょっと不便なだろー。さっさとジムバッジ6個集めようぜ!」
と、ファングが既に入り口に移動して話す。
「まあ、一番それが妥当ね。一応次の街まではもう一回送ってあげるわ。」
四翼も入り口の近くまで移動して話す。
「ミナミゼシティにはジムないなぁ・・・ ロドンシティにはジムはあるのか?」
と、人参が四翼に問いかける。
「ロドンシティにはあるけど・・・シシュウ地方第2の都市って言われるぐらいだから、ジムもそれなりに強いかもね。」
3人は四翼の発言を聞いて「えー」と嘆く。
「まあ、ゲームと違ってどこのジムも大体同じくらいの強さだよー。いずれにせよ、もっと強くならないといけないわね。」
と、四翼が苦笑いをしながらフォローする。
「とりあえずロドンシティまで頼むよ。その周辺で修行しようか。」
太太郎がそう言うと4人は地上へ戻り、再び四翼のゴルバットに捕まってロドンシティへ移動した。

「そういえば四翼はこの後どうすんの?」
今度はファングが四翼に問いかける。
「うーん、さっきまでは一人でまた別の所に行こうかなーって思ってたんだけど、あなた達と一緒にいた方が楽しそうだし、少しご一緒させて頂くわ。」
「本当?それは頼もしいなぁ。よろしくね。」
と太太郎が嬉しそうに言う。
その後ろでは不敵な笑みを浮かべながら小さくガッツポーズをとっている人参の姿がファングの目に映っていた。

                       えちご 2010/5/9


ロドンシティに着いてから四翼一行最初の起こした行動は道具を買い集める事であった。
「此処で買い物をするのよ、ゲームをやっているならわかるよね」
青い屋根が特徴的なコンビニみたいな建物のフレンドリィショップに入店するとそこは様々な商品が並んでおり四翼はスプレー状の薬と思われる商品を次々とかごに入れて行く。
ファング達も四翼に見習い、自分たちの買える範囲でモンスターボール等をかごに入れて行った。
「合計は22400円です」
店の店員が愛想よく笑顔で四翼の買い物を精算すると、四翼も財布の中から金札と銅貨数枚店員に渡すと定員は「ちょうどです」と答えて四翼は買い物を終えてフレンドリィショップから先に出た。
ファング達も買い物を済ませ、四翼と合流する。
四翼が準備が整ったら街の外れに来るように言われるとファング達の言うことも聞きもせずまたどこかへと歩き去ってしまった。
「と言うわけで準備は出来たよな? 人参、太太郎」
ファングがそう聞くと二人ともうんと返事を返し言われた場所にくるべく街を歩く。
ロドンシティの最大の特徴は沢山に芝生や花といった植物の類が植えられており、見ていてあきさせない光景が特徴的だった。 ミルタンクやケンタロスと言ったポケモンが放し飼いされている。

家も殆ど木造であり、都会的であったミナミゼシティとは対極にありありったけの自然を思わせる。
「空気な綺麗なところだよねー」
人参も両腕を伸ばしリラックスした状態でしゃべる。
「だよなー」太太郎も賛同する。 そんなうちに雑談を交えていると四翼の待っている街のハズレまでたどり着いた。

「ふふ。 着いたみたいね、早速だけどジムリーダーに勝つための練習かね特訓を始めるわ!」
四翼のいきなりの言葉で三人は
「えっ」
と言う言葉を思わず漏らしてしまった。

                       粉 2010/5/10

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最終更新:2010年05月10日 20:21