1乙SS・ハルカ
12 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2007/01/02(火) 11:52:57 ID:???
「ちょっと!私の話聞いてるの?」
トウカの森に響き渡る少女の声。
彼女はハルカ。
オダマキ博士の娘で、そして俺…【1】と付き合ってる。
俺がポケモントレーナーになる旅に出ると言ったとき、ハルカは告白してきた。
そして恋人同士になった俺たちはこうして旅をしている。
「次は【1】の番だってば!」
「あー、じゃあ笑顔が可愛い」
「それもう言ったから……」
ハルカの提案で「互いの好きな所探し」なるゲームを始めて早30分。
さすがに【1】もネタが無くなってきた。
「あと5秒!」
いや、そんなルールなかっただろう。
「よーん、さーん……」
ああ、秒を数えてるのかわいいなぁ。
「にー、いーち」
ま、まずい、このままじゃ!なにか、なにか言わないと。
あまりにも慌ててしまった俺は、一番最初に言いたかったが決して
言ってはいけない答えを口にしてしまった。
「す、スパッツ!」
一瞬の沈黙。
その次の瞬間、ハルカのビンタが飛んできた。
「バ、バカァ!えっち!」
ハルカは森の奥に走っていってしまった。
「だって、好きな所言えって言ったじゃん」
後の祭りである。
【1】は先走るとミスを犯しやすい性格だったのだ。
13 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2007/01/02(火) 11:54:07 ID:???
辺りはだんだんと暗くなっていく。
夜の森はいっそう不気味に見えてくるから、ハルカはおそらく……
「うーー……」
ほら、帰ってきた。
二人で焚き火を囲む。
いつもはこれでもかとくっついてくるハルカも今日は反対側でこっちを睨んでいる。
テンプレは直せないが、せめてこの関係だけでも修復しないと。
「まだ、怒ってる?」
「【1】が怒らせたんでしょ!」
なんか俺も段々腹が立ってきた……こうなったら全部ぶちまけてやる。
「そんなこと言ったって、興味があるものは仕方ないじゃないか!」
あれ、なんか論点違うや。
けど言いだした事は収められない。
「世の中の男の子の8割はスパッツでムラムラするんだ、俺が特別おかしいわけじゃない!」
嘘だ、まず信じてはもらえない。
しかし、ハルカは意外な反応を返してきた。
「そ、そうなの……男の子ってそうなんだ」
もしかしてこれはチャンスか?
「水着のグラビアタレントにどきどきするのと同じようなものなんだ、水着とスパッツなんとなく似てるだろ」
自らのスパッツをまじまじと見つめるハルカ。
「あー、そうかも」なんて言ってる姿も可愛いなぁ。
「じ、じゃあ……仕方ないわね」
とりあえず怒りは去ったようだ。
14 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2007/01/02(火) 11:56:19 ID:???
「で、【1】はスパッツのどこがいいわけ?」
俺は「ぴっちり感」と言おうとしたが、なんとなく話がこじれそうなので別の理由にした。
「えーと、材質?」
「材質……なんだ」
ハルカはもじもじと何かを言おうとしている。
そして口から出た言葉は……
「ねぇ【1】……さ、触ってみる?」
なななななななんですとーーっ!
「い、【1】が好きだっていうから、ちょっと、ちょっとだけ、なら……」
ヤホーイ!
「じ、じじじじゃあ遠慮なく……」
指をわきわきと動かす俺にハルカが顔を赤らめながら言った。
「そういういやらしいのじゃなくて…【1】がキスしてくれてる間に、なりゆき……みたいな感じ」
ああ、シチュエーションは大事だよな。
ハルカが俺の隣に座る。
焚き火の明かりでハルカはとってもきれいに見えた。
「目、閉じて」
俺の言葉に素直に応じるハルカ。
その桜貝のような唇に、俺はそっと顔を重ねた。
そのやわらかい感触とハルカのいい匂いが俺の精神を高揚させる。
15 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2007/01/02(火) 11:57:03 ID:???
あ、やばい、なんかすごい気持ちいい。
ハルカとのキスで思わず目的を忘れかけた俺だが、意識を取り戻して自らの指先に集中する。
スパッツに【1】の手が触れた瞬間、ハルカがぴくんと体を震わせた。
さわさわ
さわさわ
『ああ、この合成繊維のすべすべ感がたまらない』
さわさわ
さわさわ
「【1】、本当にスパッツが好きなのね」
ゆっくりと唇を離したハルカがじとりと睨み付ける。
「あ、いやぁ……」
しまった、没頭しすぎたか。
あまりの快楽に溺れてしまった【1】、俺の馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿。
心のなかで自虐している俺を見兼ねたのか、ハルカはぱんぱんと太ももを叩く。
「?」
「ひざまくらよ、ひざまくら」
俺はなすがままにハルカの太ももに頭を預ける。
「これならすりすりできるでしょ、構わないから……してもいいわよ」
ハルカは明後日の方向を向きながら答える。
俺は【1】、ハルカとスパッツが大好きなただの男さ。
投下スレ
テンプレは直せないが、せめてこの関係だけでも修復しないと。
これは>>1のテンプレが間違っていたことを皮肉ったもの
最終更新:2007年01月05日 22:16