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1乙SS・ナギ(作:ルビー氏)


21 :ルビー ◆ChfQmyJ5GM :2007/01/14(日) 21:09:09 ID:???

「・・・うわっ!」
気がつくと、俺はポケモンセンターにいた。
確か俺は、スバメの大群に囲まれて――

「あなた、大丈夫?」
…誰だろう。俺は目を半開きにしたまま、声の主を見た。
「・・・!」
か、可愛い。俺は思わず目を見開いた。
その人はナギというらしい。ここ、ヒマワキジムのジムリーダーでもある。
「で、あなたの名前は?」
「あ、あ、えーと・・・【1】です」
なんか、凄く緊張するな・・・。
「そう・・・【1】っていうんだ」
その時、俺はナギの顔が赤くなっているのに気がついた。
「あ、あのね・・・いきなりだけど、私・・・」
ナギの顔が更に赤くなり、りんごのようだ。
「ん?」
そんな顔も可愛いな。そう思いながら続きを待つ俺。
「い、いや、なんでもないの。ほら、それより怪我治さなきゃ、ね?」
「う、うん・・・」



23 :ルビー ◆ChfQmyJ5GM :2007/01/14(日) 21:09:47 ID:???

そして2日が経ち、俺の怪我は完治した。

「ナギ、色々ありがとう。それじゃあ・・・」
「あ、まって、【1】。私途中まで送っていくから・・・」
「え、え?あ、ありがとう」
体全体が熱い・・・。

俺とナギは雨の降っている道路についた。
「あ、はい、これ」
ナギはそう言うと、俺に折り畳み傘を貸してくれた。
「いいの?ありがとう」
そして、ついに別れの時がきた。

「ナギ、色々ありがとう」
「いいのよ、【1】。あ、あの、それと、私・・・」
また、ナギの顔が赤くなった。
「・・・い、いや、いいの。これからも頑張ってね」
俺が「うん」と返答しようとしたその時――
ビュウーという風の音と共に、激しい強風がおきた。



24 :ルビー ◆ChfQmyJ5GM :2007/01/14(日) 21:10:21 ID:???

「きゃあああああっ!」
やっぱり、可愛い。そう思っていると、俺の持っているナギの傘が飛ばされた。
そして風はおさまっていく――
「ゴメンな、ナギ。傘とばされちゃった」
「え、いいのよ・・・それより、あなたのほうが大変じゃない」
ナギがそう言うと、俺は懐から折りたたみ傘を出した。
「はい、これ・・・」
「えっ?」
ナギは驚いたような、嬉しいような顔をする。
「俺にも傘があるの、忘れてたよ・・・ゴメン。・・・それじゃ、バイバイ」
そして、俺が去ろうとしたその時だ。

「ま、待って【1】!」
ナギは俺に抱き付いてきた。
「え?ちょ・・・何を・・・」
俺は焦りで言葉が出ない。どんどん体中が火照ってくる。
「あのね、【1】・・・最初から言おうと思ってたんだけど、言えなかった・・・」
俺は戸惑いで何のことだかさっぱりわからなかった。頭が働かなかった。
「でもね、今なら言えるの・・・私、私・・・」
もう俺に考えることなんて出来なかった。出来るのは、ナギの言葉を待つことのみ。
――ナギの唇の動きがハッキリとわかる・・・。

「私、私・・・【1】のことが大好き」



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最終更新:2007年01月15日 17:39