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君の彼女になってあげる!(きみのかのじょになってあげる!)」とは、短編企画「空白」に投稿された作品である。作者は
糠る海ルミ。愛称は「きみかの」。
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概要
『ポケットモンスター』を題材にした、短編作品である。
短編企画「空白」に投稿された話の中でも異色臭を強く放つ作品で、思いつきとテンションだけで書き上げられた良くも悪くも作者らしさを表現した内容となっている。
ポケモンノベルでありながら、後述するようにポケモンはツタージャ以外一切登場しない。しかし、随所でポケモンの名前を用いた比喩表現などがふんだんに盛り込まれている。
あらすじ
「君の彼女になってあげる!」
恋愛経験ゼロ、町の“外”には一歩たりとも出た事がない、二十歳の引きこもり青年“ユート”の前に突然謎の美少女が現れて、そう告げた。ただし、少女は条件を突きつけてきた。それは、進化の石をプレゼントして欲しいとの事だった。進化の石をこの地方で手に入れるためには、許可証持ち【トレーナー】になるしかない。ポケモンなんて触った事はおろか、見た事すらないし、欠片も知識を持ち合わせていないユート。そんな彼がそう易々と許可証持ちになれるわけがない。だが、謎の美少女に一目惚れしてしまったユートは、どうしても彼女を物にしたい。そんなユートの元に、許可証持ちになれる話が舞い込む。
登場人物
この物語りの主人公。男。二十歳。無職で引きこもりの典型的な駄目人間。ルックスの善し悪しについては作中では触れられていないため不明だが、美少女が「ブ男」と呼んでいる点からあまり良い方ではないと推測される。自分の部屋にいる時はゴーリキーより薄着をしている。つまり全裸。
己の欲望に忠実で、特にその性欲の強さは、ろくに解消される手段を持ち合わせていないためか鬱積しているらしく、並大抵でない。更に根性無しで図々しいどうしようもない性格。熱し易く冷め易い。ポケモンに関する知識や接触した経験は無に等しい。
名前の由来は、ユートという響きがニートと似ているからという単純な理由である。
突如ユートの前に現れ、彼女になる事を条件にユートに進化の石を手に入れるよう依頼に来た少女。彼女の素性はほとんど作中でも解明されておらず、名前すら明らかになっていない。
端麗な容姿の持ち主で、具体的にどのような姿なのかは書かれていないが「ピカチュウやらミロカロスやら、ポケモンの名前を引き合いに出そうものなら、そのポケモンがかわいそうな程」と表現されている。
性格は非常に傲慢で暴力的。人に痛みや苦しみを与える事で快感を得るサディストで、事あるごとにユートを徹底的に痛めつけている。口も大分悪い。
所持しているポケモンはつるのムチ、リーフストームなどを覚えたツタージャ(性別は不明だがメスを希望)。他にもポケモンを持っている可能性はあるが、物語りにはツタージャ以外のポケモンは一切登場しないため不明である。また、ポケモンを所持していながら進化の石を欲しがっているため、彼女は不登録【アウトロー】である可能性がある。しかし、そうなると彼女はどうやって町の中に入ったのか分からないため、結局のところ彼女の正体は謎である。
筆記試験第三十問について
作中でユートは筆記試験に挑戦する。その問題は○か×を解答欄に書き込むタイプの二択問題で、問題の内容自体もほとんどがポケモンの基礎的な知識を問う、簡単なものばかりである。更にその問題の答えは全て○。しかし、最終問題(第三十問)で『ラムのみを持たせたポケモンが二つの状態異常に同じタイミングでかかった時に、そのポケモンがラムのみを使用した場合、両方の状態異常を回復する』というものがある。この問題の正解は○で、作者
糠る海ルミがゲームをしている時に偶然発見し、問題として思いついたものである。作者は裏話で「つーか、ぶっちゃけこの小説はその知識をひけらかしたかっただけだったりします。」と語っている。
関連項目
リンク
最終更新:2012年08月28日 10:38