【種別】用語

精霊(スピリット)

ポリフォニカ大陸全土だけでなく、世界全体に充ち満ちている「知性在る何か」「人間の善き隣人」と呼ばれる存在。数える際の単位には「柱(1柱、2柱)」を用いる。

通常の生命体とは異なり、元々肉体という殻を持たないことが定義としてあげられている。

始祖精霊から枝分かれした様々な形態・分類(枝族)が存在するものの、どのような姿でも必ず偶数枚の「羽根」を持っている。その「羽根」の数に応じ、2枚が下級(下位)精霊、4枚が中級(中位)精霊、6枚が上級(上位)精霊と分類されているが、かつてそれ以上の羽根をもつ者も存在したという。生物学的な翼とは異なるものの、精霊が精霊たるために必須の器官であり、精霊自身が人間社会にとけ込むために普段隠していることこそあれ、本人の意志とは無関係に消えるなどと言った事例はよほどの体調不良などでない限り起こり得ない。

自身の能力(物質化)によって物質としての肉体を得ることが可能なため、羽根を隠していた場合にそれが精霊であるかどうかを見極めることが困難な場合もある。また、4枚羽根の精霊が姿を偽装して2枚羽根でいる等といったことも可能なようである。

また、その秘めた力によって千年を越える寿命を持つ者からほんのわずかしか生きることの出来ない者まで様々であり、精神生命体としての構造を維持できない衝撃を受けた場合や自身を構成するエネルギーを精霊雷として放ちすぎてしまった場合などにも「消滅」という形で死を迎える。また「精神」エネルギー体であることもあり、深い絶望は死に至る病と言われる。

なお、人型を取っているものを「フマヌビック」、獣型を「ベルスト」、その中間の半獣半人形態(例えるならミノタウルスのような)を取るものを「リカントラ」と言う。模しているものの形態を取っているために最も生物的に理にかなった形態を取るため、必然的に内部構造も似た作りになる。よって急所なども同じ箇所に存在するようだが、食物は消化するのではなく直接エネルギー化して取り込む、粘膜には雑菌が住める環境が無い、女性フマヌビック型精霊にいわゆる女性の日が無い、など異なる点も多い。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年04月06日 20:56