奏始曲
世界で最初の
神曲楽士ダンテ・イブハンブラが作り上げた神曲。当時の神曲は現在の様に何らかの具体的な想念を載せて奏でるものではなかったという点で根本的に異なる。
失われたと思われていたが、神曲楽士オゾネ・クデンタルが所有していたコレクションの中に残されていた譜面を元に、精霊を強制的に変質させる「地獄変(インフェルノ)」、精霊に強制的かつ中毒的に命令を実行させる「天国変(パラディソ?)」の2曲が再現・実戦に投入された。
その2曲を合奏(セッション)した「地獄極楽変(ヘル&ヘヴン)」があることが確認されている。地獄変をベースに、合奏のため曲調を調整した『天国変』の演奏を上乗せすることで、『地獄変』の持つ強い強制力と『天国変』の持つ強い中毒性を兼ね備えた効果を発揮した。
また合奏のために曲調を調整しているのは『天国変』の方だけであり、『地獄変』の方は合奏を維持したまま様々な追加効果(劇中では主に敵対している神曲楽士の神曲の曲調をずらす等の妨害を行うことが多い)を付加する余地が残っているというまさに双方の特徴をうまく引き継いだ形になっている。
ミナギ=クロードの手によって失われかけていたダンテの禁曲と異世界の音楽がかけあわされて奏でられた
「煉獄変」は周囲の精霊を分解し、純粋なエネルギーへと強制変換する力を持っていた。
最終更新:2007年04月16日 21:59