コンソールアプリケーションの使い方 for Windows
※スクリーンショットはすべて Windows 7 Home Premium、Windowsクラシックテーマのものです。
最低限の MS-DOS
コンソールアプリケーションとは、ウインドウを持たず、コマンド入力画面から命令をタイプて実行させるソフトのことです。そのためWindowsで普通にソフトを使うときのように、exeファイルをダブルクリックしただけでは動作しません。動かすにはまず、DOS窓(どすまど)とも呼ばれるコマンド入力画面(以降、プロンプト画面)を表示する必要があります。
プロンプト画面を起動するには、スタートメニューから順にたどっていくのがわかりやすいでしょう。おそらく「アクセサリ」の中に、MS-DOSプロンプト画面、またはコマンドプロンプト画面という名前の項目があると思います。
所在がわからなければ、Windowsキーと「R」キーを同時に押すと表示される「ファイル名を指定して実行」ダイアログで、半角で「CMD」(大文字小文字不問)と入力しても大丈夫です(もし動作しない場合は、代わりに「%COMSPEC%」とタイプしてください)。
表示された黒いウインドウがプロンプト画面です。先頭の二行がWindowsのバージョン情報、空白行の次にあるのがプロンプトと言ってコマンド入力を受け付ける状態にあることを示すものです。規定値なら現在いるフォルダのフルパス、>、その右でカーソルが点滅しているはずで、ここにPCへの命令をタイプします。よく「コマンドラインから~」と表現されるのは通常、ここでタイプすることを意味します。
この画面を終了するには、カーソルが点滅しているとき(ソフトの実行中はカーソルが消えています)に右上の×ボタンを押すか、「EXIT」とタイプしてからEnterキーを押します。
このままだと少し使いにくいので、まずは設定をしましょう。
ウインドウ左上のアイコンをクリックすると表示されるシステムメニューで、一番下にある「プロパティ」を選択してください。Alt+Space+P(Altキー、Spaceバー、Pキーを一緒に押す)でも結構です。
下図のダイアログウインドウが表示されるので、「編集オプション」の中にある「簡易編集モード」にチェックをつけます。こうすることによって、プロンプト画面でもマウスでの範囲選択、右クリックによる文字の貼り付けができるようになります。簡易編集モードにしないと、範囲選択をするにも、まず上図のシステムメニューの「編集」から操作を選択しなければならないため地味に面倒です。
簡易編集モードの有効でコピー&ペーストができる!コマンドプロンプト編
OKを押してプロパティダイアログを終わらせたら、さっそくコンソールアプリを使ってみましょう。
まずは現在いるフォルダから、アプリのあるフォルダに移動します。エクスプローラならマウスのクリック一発ですが、プロンプト画面では移動コマンドCD(Change Directoryの略)を使って指定します。
CD 移動先のフォルダのパス[Enterを押す]
入力例)
CD c:\test
CD "c:\test folder" ←パスに半角空白が含まれる場合は、半角の二重引用符で囲む
C:\Windows\system32>d: ←違うドライブに移動する場合は、まずこのようにドライブを指定して移動
D:\>cd d:\test ←ドライブ移動を完了したので、今度はフォルダを移動
D:\test> ←移動完了
パスを手入力するのは大変だしミスする可能性もあるので、「CD 」と入力したら対象フォルダをプロンプト画面にドロップしてください。フォルダやファイルがドロップされると、プロンプト画面はそのフォルダやファイルのパスを表示してくれるからです。
もし手入力する場合はエクスプローラのアドレスバーからコピーすると良いでしょう(Windows 7 の場合はアドレスバーで右クリックして「アドレスをテキストとしてコピー」)。それからプロンプト画面上で右クリックすれば、コピーした文字列が貼り付けられます。
以降、dic2txt.exe が d:\test\dic2txt フォルダにあるものとして説明していきます。
d:\test\dic2txt に移動したら、dic2txt(拡張子のexeは省略できる)とタイプしてEnterを押下してみてください。簡単な使い方が表示されたら成功です。 dic2txt.exeは、引数(exeに続いて、半角空白で区切って指定する文字列のこと)を指定せずに実行した場合、こうして使い方を表示するようになっています。これはコンソールアプリではよくある動作なので、覚えておくと便利です。
さて使い方を見ると、引数が、input filename(入力ファイル名)、output filename(出力ファイル名)のふたつ必要なようです。このプログラムは辞書ファイルから登録単語一覧を抽出してテキストファイルを作るものですから、入力は辞書ファイル、出力はテキストファイルを指定することになります。
先ほどのようにファイルをドロップしてもいいのですが、もちろん手でタイプしてもOKです。後者の場合、辞書ファイルもこのフォルダにあり、作成するテキストファイルも同じ場所でいいなら、両方ともパスを省略できるのでこのようにタイプします。日本語を入力したい場合は、Alt+「半角/全角」で入力モードを切り替えられます。
d:\test\dic2txt>dic2txt atok.dic words.txt
なお半角空白はコマンドの区切りという意味になるので、ファイル名に半角空白が含まれる場合は、区切りと見なされないよう半角の二重引用符で囲んでください(ファイルをドロップした場合は、この辺も自動でやってくれます)。
他のフォルダにあるファイルを指定する場合は、ファイル名の前にパスをつけます。
d:\test\dic2txt>dic2txt "c:\test folder\atok.dic" d:\pomera\user\words.txt
これでEnterを押すと dic2txt.exe が実行されます。特にエラーがなければ新しい行にすぐプロンプトが表示され、実行が終わったことが示されます。この時点で、出力に指定したテキストファイルがちゃんと作成されているはずなので確認してください。
最終更新:2010年11月15日 13:29