3.サラ・ロデリック
1466村三日月国1003村2018村

名前:サラ・ロデリック(Sara・Roderick)
年齢:26
性別:α女
職業:美容師
出身:スイス
家族構成:α父 Ω母 α妹 Ω弟
身長:172cm

出身はスイスだけど、今はイギリスで美容室の…店長、をやってます。一応。
あ、でも、カリスマとかじゃ全然なくって…ただのチェーン店の雇われ店長です。地元では一番…くらいの大きさなので、小さな雑誌とかに取り上げられたりはあるかもですけど…。
腕は悪くないらしいですが、それ以外の部分でミスが多くて……要領は悪いし忘れ物は多いし……友人からはよくドジって言われます…。
…えっとそれから、趣味は音楽を聞くこと。あとは…母語はイタリア語ですが、英語はもちろん、出身が出身なので…4ヶ国語くらいは話せます。
…そのくらいですかね。あ、フィーちゃん…フィオナは妹です。妹ともども、よろしくお願いします。

…え…胸ですか。そうですね…Eくらいはあると思います。……見た目は。

ええっと…お店の名前は「Eutopia」で、イギリスを中心に全国にチェーン展開しています…本店はロンドンです。
…それから身長、なんですけど…せっかく、相性?とか考えてもらったのに申し訳ないんですが、ラ神様が言った169cmは自称…っていうか…猫背気味なので、ホントはもうちょっとだけ大きい…っていうか… そんな感じです。

あと、えっと…仕事ではパンツスタイルなんですが、私服はスカートが多いです。それから首をよく隠してるかな…ハイネックとか…チョーカーとか。
ヒールはあまり履きません…つ、躓いちゃうし…これ以上背が高くなっても、車の乗り降りする時とかに頭ぶつけちゃうだけなので…あはは。

妹は骨董に興味があるみたいですが、私は可愛いものを集めるのが好きかな…お洋服とか、小物とか…ぬいぐるみとか。

………け、経験ですか。あ、あー……男の人とが…1回だけ。



αとして男性的な身体を持つ自身に酷く嫌悪し、女性的でありたいと強く望んでいる。高い身長(172cm)と平らな胸(Aカップ)、大きな男性器がコンプレックス。猫背と偽乳で誤魔化しており、現在豊胸手術のため貯金中。
女性的でありたいと願うあまり、女性的な性であるΩの真似事をしてしまうことすらある。(首元を覆い隠すとか)中でも身近にいる人物で誰よりも女性的で愛らしいΩの母親は憧れであり深く慕っている。
そんなわけでΩに対する差別は皆無どころかむしろ羨望の対象で、後述する元彼や弟の件なども手伝って性による差別意識は持っていない(というかもはやαのほうに否定的)。

母親の名の頭文字を取られ、姫という意味を持つサラという名前が好き。逆に名字のロデリックと呼ばれるのはあまり好まない(往々にして男性名であるので)。今回もだいたい名字呼びする人に対して微妙な表情や何か言いたげな顔をしていた。

わりとロマンチストであり、運命の人を夢見てる>>1:467。けどまあもういい年だし現実もちゃんと見てはいる。
女性らしさの追求という意味でも、いつかに備えた花嫁修業はもちろん頑張っており、ドジさえなければそれなりにやれる。

しかしそんな思いとは裏腹に、学生時代は職業訓練校には少ない(イメージ)αであることに加え、差別も選民意識もないというわりと良物件、かつ将来はバリバリに働くであろうことが予想され、一族の殆どがαというα一家のためそこそこ財もあるとあって、地位や金目当てに(主にヒモになりたいという)βやらΩやらに集られることがままあった。
そのような人々に辟易し、αという要素を持つ自分ではなく“私”を愛してほしいという願望が強い。

外国語のみ英語・ロマンシュ語・仏語・瑞独語(・独語)など飛び抜けて出来ていたがそれ以外の成績はイマイチだったので、高校や大学には行かず義務教育が終わったあとは職業訓練校に通っていた。美に携わる仕事がしたいということで美容師を目指し始め、22歳で卒業後、イギリスのEutopiaで勤め始める。

*

高い身長がコンプレックスで、誤魔化すために猫背気味(見た目169cmほど)。
本当のバストサイズはA。村前の時点で童貞非処女。

母語は伊語で、その他に英語・仏語・瑞独語・ロマンシュ語・独語が話せる(ロマンシュ語は得意だが独語はやや不得意)。

元彼はフランス人。

Roderickは古独語で「有名なもの」という意味。

他者の呼び方は、年上であれば名前+さん、年下であれば男なら名前+くん、女なら名前+ちゃん。妹のことは「フィーちゃん」。
また年上に対しては敬語を使う。

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元彼(Ω) シモン
フランス人。歳は学生時代に留学していたためサラの1つ上で同期。Ωであるがその逆境を乗り越えようと努力を重ね、サラを含む他の者たち以上に卓越した技能と何事もそつなくこなす器用さを併せ持った人物。サラに「Ωの差別なんてすべきではない」とより強く思わせた存在でもあった。αの自分なんかよりずっとずっと出来杉君なので。
αであるサラではなく“サラ”自身を好きになってくれた初めての人で、イギリスに来た4年前に出会って半年ほどで付き合うようになる。以前は髪を伸ばしていたサラだったが、彼にショートの方が似合うと言われ切ってもらって以来今の髪型。

そんなこんなで順調に交際を続けて1年半くらい経ったある日、当時の店長が退職して新しく選ばれることになった際に、客観的に見てシモンこそが店長になるのに相応しい人材だったにも関わらずΩよりαを優遇する店の方針によりサラが店長に選ばれる。
そんな自分より明らかに劣っているサラにただ性別という自分ではどうしようもない一点において負け、自分が選ばれなかったことにショックと挫折を感じ、店を辞めるとともにサラに別れを告げる。
もちろん別れの理由は誤魔化したもののこの件が原因であることはサラにも明白であり、それが余計にサラの差別嫌いα嫌い(自分を含む)に拍車をかけた。

ちなみにサラが店長になった直後にシモンが辞めたため同店舗のスタイリスト達の中では「実力に勝るシモンの下剋上を恐れてクビにしたのではないか」ともっぱらの噂。
サラはそう言われていることは知らないが、仕事が出来ないくせにαだから選ばれた云々と言われていることを知っており(そして事実なので)正直ヘコんでいる。αやめたい。

Eutopia
本店はスタッフ全員がα、他の店舗も店長などはどれだけ若かろうが殆どがαで、Ωはそれなりの年齢であっても雑用やアシスタント止まり、大部分はそれに耐えられなくなって辞めてしまうため他店と比べてもΩの割合はかなり少ない。
しかしその実態は徹底的に隠蔽され、時折入る審査の際にはαの人達が偽の首輪を着けるなどしてΩやβになりすまし、優良企業という認定を受けている。サラの店舗だけ若いΩのスタイリストがごく少数いる。

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ロデリック家
代々のα一家。…なんか家族構成の2/5がΩなせいであんまそんな感じしないけどα一家だよ、α一家なんだよ!!たぶん祖父母とかその上とかはみんなαだから!!!
ゆえにたぶん社会的地位はそこそこありそうだし、フィオナが骨董品集められちゃうくらいには裕福。地元の名士とかそんな?(イメージ)

弟(Ω) ヤコブ
サラ(と母親)は愛称ヨーケルからヨーくんと呼んでいた。クラス委員長優等生爽やかタイプ。体育祭より文化祭好きそうな感じ。
今から7年前、中1(サラ19歳)の時に検査でΩが発覚。α一家の中でΩとして生まれてしまったことによる家庭内の(主に父親を中心とした)圧力と将来への悲観により、今から1年ほど前の高3になった4月に自殺。享年18歳。
口調は敬語じゃないティノ風。「俺(α)の息子(α)が僕などと弱々しい言葉を使うな!」との父親の言葉により幼少期の一人称は僕だが年頃以降は俺、Ω発覚後情緒不安定になると僕、になっていた。
サラに対しての呼び方は姉さんでフィオナに対しては呼び捨て。年子で少し対抗心がある、らしい。
サラとの関係は比較的良好で、Ω発覚後もサラはよく気にかけていた。イギリスに行った後も1,2週間に1回程度はメールをするなど。しかしやはり身近に相談できる相手がいないというのが自殺する一つの要因になったかもしれない、とサラは家を出てしまったことをとても後悔している。
また、この世に差別さえなければ…という思いがより強くなったのも弟が死んでから。アリョーシャのサイトを頻繁に覗くようになり、記事の依頼などをしたのもそのせい。

父(α) ヨハネ
α絶対主義者。口調はルートヴィッヒ系で一人称俺、二人称貴様(妻相手にはお前とか)、仕事上はきちんと丁寧な言葉は使える。
微妙な雰囲気の家族ではあったが、家長として妻は妻として扱い、子供3人は全員αだ(と思ってた)しで遊園地に遊びに行くくらいの夫・父としての仕事はしていた…が、息子のΩが発覚してからの家庭内の空気は最悪で氷河期で、息子に対して嫌味や圧力など掛けるようになる。人扱いもしたくないので「アレ」「ソレ」と物呼び。
サラが差別反対α嫌い気味なので関係はあまり良くない。サラが丁度就職を決める頃にわりと大きな口論をしたことがスイスではなくイギリスに移り住むきっかけにもなった。(ちなみにそれまではΩが発覚した弟の精神状態が気になる・母親のことは好きだし…ということで何だかんだ実家暮らししてた)

母(Ω) ソフィア
おっとり系女子一人称私で夫に対しては敬語、子供に対しては「~よ」「~ね」みたいなやわらかい女言葉。洪と烏を足して2で割って毒気を抜いたかんじ(?)
身嗜みによく気を使う、女性的な魅力を持った愛らしい人。サラのSはソフィアの頭文字から取られた。
サラとはかなり良好な関係。サラの妹弟に対する呼び方も母親のまねっこ。サラはサリーちゃんと呼ばれている。
頻繁にメール等のやりとりもしており、2,3日に1回ほどお互いに日常の些細な出来事を報告している。最近だと「フィーちゃんが入ってるサークル、実は裏でほにゃららしてるって怪しい噂があって心配……」ってメールが来た(らしい)。

Ωとして自分の立場は弁えており、夫には従順に服従している。また息子への夫の態度も黙認していたが、息子がΩになったのは確実に自分のせいだと自覚し、夫に「関わるなアレはうちの子供じゃない」と言われてもこっそり様子を見たり気を使っていたりはした。息子が自殺した今は責任を感じて鬱状態(だが家族の前では元気なように振る舞っている)(がやはり以前の様子とはちょっと違う)。

実は以前、発情期を迎えた時にαであるサラに襲われかけた事件があった。サラ5歳くらい?まだちっこかったから全然未遂。というかその頃からα質が出てたってことでいいものか…まあそんなことがあってから夫と番になり、たぶんそれもあってフィオナやヤコブが生まれた。
αΩなのに結婚した直後に番にならなかった理由は…なんだろうね…紳士的な理由なら「本能的な関係でまで縛り付けたくなかった」とかだろうし、クソみたいな理由を付けるなら「他のΩと番だったから」かもしれない()

妹(α) フィオナ
妹のことというか妹との関係についてのメモってか備忘録。()お察しのとおり差別反対のサラとΩ差別主義者のフィオナなので仲は良くないです。
しかし小学校低学年くらいまでは仲が良くて「姉様遊んでー!」って言ってくれてたらしいです。かわうぃね。
仲が悪くなったのは弟Ω発覚後のサラ20歳、フィオナ中2の14歳の頃から。その前もフィオナ小4の頃からちょっとずつ微妙だった…のかな?そんなかんじ。

というかサラはフィオナのΩ差別主義者な一面だけをちょっとなぁと思ってるだけなので、フィオナのこと自体はそこまで嫌いではない。
ただなんとなく考えの相違によりお互いギスギスした関係になってしまった。

サラがイギリスに移住したのがほとんど父親との喧嘩別れ?みたいなものなので…ある程度月日が経って落ち着いた頃に実家に近況報告として無難な内容の手紙を半年に1回くらい送る程度で、帰省はしてなかったかな。
しかし弟が死んだ時はもちろん帰省し、その後一周忌にも帰省し、なのでフィオナと会うのは8ヶ月ぶりくらい。

ちなみにサラの偽乳はサラが中学卒業したあたりからのことなので元々ご存知です。()

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ドジっ子アホの子属性だけれど、本来であれば妹や弟と同じくそれなりに優秀。YDK。そのことは言語能力や美容師としての腕前に表れている。(いくら店がアレだからって勤めて2年のペーペー(しかもミス頻発)を店長にするのは有り得ないので)(たぶん学生時代Eutopiaのスイス支店に研修みたいな感じでアシスタント入ってたり、元店長が年齢ですぐに退職しちゃったり、他にαがいなかったり諸々の理由が他にあると思うけど)今回の占いでもその片鱗が出てたんじゃないでしょうか…ね!(自賛)(なお)

しかし「女の子はちょっとくらいおバカなほうが可愛い」「女の子はドジなほうが守ってあげたくなる」という思考のもとの無意識な行動制限と不注意、まあいわゆる「自分はダメな子」という思い込みにより今のドジっ子サラが生まれた。
ので、αやらΩやら意識する前(中学入学以前まで)は成績もわりと優秀でドジすることもなく器用だった。あと妹弟の呼び方も呼び捨てだった…かな?それも所詮「Ωである」母親の真似なので。

要するに、「αである自分よりもΩである彼らの方がもっとずっとスゴイ!」(=だから差別なんてしなければいいのに)みたいな思考は、無意識下の、しかし意図的な自分sage他人ageによって生まれたものだった。

母親の項で述べた例の襲った事件も、母親の発情期にフェロモンをあてられ続けて蓄積したのが暴発した結果であり、たぶんいま母親のことが大好きなのもその影響が少なからず残っているからであり。(残るものなのかどうかは知らない)
Ωである母親への憧れと真似事は、αである自身の性によるものだという皮肉に本人は気付いてはいない。

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村を経てアリョーシャと恋仲になった。きっかけは惚れ薬入りのワインだったが…
好きになった理由として、まずちゃんと名前をサラって呼んでくれてるのがひとつ。それから身長が向こうのがかなり高いので自分の高身長をさほど気にせずに済むというのがふたつ。偽乳がバレても何も言わなかったのがみっつ。それから可愛いってたくさん言ってくれたこと。(兎耳に対してだけど)母語で通じるのもかなり親近感ではあるかも。
まあでもこのへんは他のキャラでも当てはまるので、

いちばんはやっぱり「αという部分以外の自分を魅力的だと言ってくれた」こと、ですかね。ここで完全にオチたかんじ。元彼シモンともそんなんで付き合ったので。
自分のαの部分が大嫌いなのにαであることにしか価値を求められなかったサラにとってこれはとても大きな要素。あとは差別嫌いっぽい思想が似てそうなところとか。

それ以前にもアリョーシャが運営するサイトに以前から書き込みを行ったりしていた。
掲示板の方にHN「サリー」で、記事に関するちょっとした感想と、Ωに対しての社会差別・Ω発覚における自殺者の問題を取り上げてほしいというコメントを残している。それからサラが勤めている美容室の大手チェーンで、性別による待遇等の差別が行われていること、幹部や重役が須らくαで占められているということを掲示板で、噂程度といった体で投稿したことがある。
サイトに書き込みを始めたのは7年ほど前、記事を書いて欲しいとお願いしたりタレコミをしたのが2年前で、それから結構な頻度で訪れていた。

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ミツキと年が近いということで仲が良く、またヤニーナとも相似点が多いことから仲が良い。
最終更新:2022年10月15日 17:47