32.ジュゼッペ
1672村

悪いな、遊んでたら遅くなっちまった。

#設定
名前:ジュゼッペ(Giuseppe)
性別:男
年齢:46歳
身長:184cm
出身:イタリア
職業:建築家

俺はジュゼッペ…まあ、本名ではないんだが。ナザレのヨセフって知ってるか?神の子やら聖母やらに比べて随分と影の薄~い、かわいそうなヤツだ。で、大工だったっていうソイツにあやかって付けられた渾名なんだが…大工と建築家は違えって?俺も思う。まぁツッコまないでおいてやれ。
自慢じゃないが世界的に名前は売れてる。グラスゴーにある大劇場、ありゃ俺が手がけたモンだ。どこぞの国でやるオリンピックの競技場の設計も任されたりしてな。

とまあ、こんな感じで…依頼でも仲良くしたいでも、用があんなら気軽に来てくれ。特にカワイ子ちゃんなら大歓迎だぜ。
じゃあな。



殺すに至った流れとかこっちで決めちゃっていいのか…??まぁ旅行中に街で偶然会ってターゲットにされたみたいなかんじなんだろーか。拷問されたのは…何?目以外は綺麗じゃなかったからみたいな?(
ていうかそんなボロボロの遺体見てトラウマになったりしないんだろうか…なりそう…イアプトスもといペトロスと親交あるってしようとしたけど彼の作品とめちゃめちゃ相性悪そう…()
でもイアプトスのは欠損って感じだけど拷問ってなると刺し傷とか打撲痕とかが中心だろうし、それはそれこれはこれって感じなのかな~。またあとでかんがえよう。

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本名はトマーゾ・デ・ムーロ(Tomaso de Muro)
出身はイタリアの南のほう。

元々は大工をしていたが、落下事故により神経損傷の怪我をする。すぐに病院に運ばれたが当時は金がなく、ずさんな手術しかしてもらえずに左腕がうまく動かないという後遺症が残った。ちなみに元々利き腕は左。
そんなこんなで大工も辞めざるを得なくなり、しかし家作りに携わる仕事から離れたくなかったため建築家の道を歩んだ。

そのまま妻ができ子ができ、ごくありふれた一建築家として長い年月を過ごす。
しかし10年前、妻が無惨な殺され方をされ、その悲しみをぶつけるように図面を描いたところ、大衆からの絶賛を受け一躍名を馳せることとなった。
しかし本人はそのような経緯もあり称賛を浴びるたびに虚しさが募っていき、その空白を埋めるように女遊びをするようになっていった。
それを見た子供は失望し家を出ていった。

彫刻家のイアプトス、もといペトロスとは親交がある。
彼の欠損した作品は妻の死を想起させ、弔いとともにその悲しみを忘れぬようにとよく自身の建築に使っている。

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ジュゼッペの建築は、本人の見かけによらず優美な曲線が特徴的。しかしどこか激情を感じさせるような部分もあり、それがアクセントとして見る者を惹き付けている。
……っていうのがどんな建築かはわかりませんが、まぁそんなかんじ()
妻が亡くなる以前は素朴で暖かみのある家をよく描いていた。

幾千と世に残り続けるかもしれない建築を手がけられる今の立場はとても名誉なことだけれど、本人としてはどこかの一家族がささやかな幸せを噛み締められるような、ずっと笑顔でいられるような、そんな家を建てることがいちばん楽しいし嬉しい。

妻の死をきっかけに有名になってしまったことで、まるでその死を利用してしまったかのような罪悪感を少なからず感じている。
そもそも本人は名声を欲してい…たのかな?いなかったのかな?

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名前について。
トマーゾ→十二使徒のうちの一人トマス。大工の守護聖人。
ムーロ→イタリア語で「壁」

南イタリア出身だけど有名になったのは北イタリアが中心だったからジュゼッペって名前も北イタリア風。南だとジュセッペになるらしい。
…ってなるとトマーゾも南だとトマーソになるのかなと思わんでもない…どうなんでしょうね。おしえてえろいひと(?)

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他者への呼び方は名前呼び捨て。
最終更新:2021年07月15日 11:59