チュートリアル
prefuse ツールキットの概念と使い方を簡単に紹介します。
概念
prefuse ツールキットは、information visualization reference model という概念に基づいて設計されています。データ取得、モデル化、視覚化、インタラクティブ提示のプロセスを下のイラストに示します。
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- 視覚化したいデータを集めます。データは、数値表、社会的ネットワークグラフ、ファイルディレクトリ構造、またその他のデータの集まりです。
- 集めたデータで、データテーブルを構築します。ファイルやデータベースからデータを読み取り、データテーブルに整形します。
- 構築したデータテーブルは、グラフやツリーのようなネットワーク構造を表現しています。データテーブルに対して、データモデルに基づいた視覚抽象化を行います。空間的レイアウト、色、サイズ、形といった視覚機能を利用します。視覚抽象化は、データを描画するために必要な全ての情報を保持します。
- 視覚抽象化を視野(View)に変換してデータを描画します。これらの視野(View)は、データにさまざまな見え方を引き起こします。例えば、パン(panning)やズームです。
- 一般的にマウスやキーボードの入力によって、ユーザーは視覚化と対話します。そして、視覚化プロセスに干渉することができます。アイテムのドラッグや視野のズームや別のデータファイルを開くことによって。
prefuse では、上記モデルを下図のように実装しています。
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使い方
- 視覚化したいデータを prefuse データ構造に読込みます。ファイル、データベース、その他のデータソースからデータを読みます。
- 読込んだデータと視覚抽象化を結びつける Visualization を生成します。テーブル、グラフ、ツリーを Visualization に加えて、後で参照するための一意なグループ名を定義します。
- RendererFactoryを生成し、Visualization に登録します。RendererFactory は、Renderer を VisualItem に割り当てます。
- 視覚抽象化を作動させる一連のデータ処理 Action を作成します。これらの操作はほとんど何にでも関わることができますが、一般的な例は視覚アイテムに関する視点、色、サイズ、形を設定するか、アニメーション、を定義する。様々な処理作業を実行するためにこれらの Action を ActionList に分類できます。呼び出される Action は、Visualization に登録し、後で参照するための一意な名前を定義します。
- 視覚アイテムを参照し操作するために、Display を初期化します。Display に Control を加えることで対話的な振る舞いを指定します。ダイナミックなクエリーを用いると、データアイテムの検索とフィルタリングが行えます。
最終更新:2009年02月11日 00:57