使用する NPN トランジスタの、スイッチング用途についてのみ書く。
今回はこのトランジスタを電子制御ができるスイッチとして利用する。
これが NPN トランジスタの回路記号。ベース-エミッタ間に電流を流すと、{コレクタ-エミッタ}間が導通する。
どんなに小さな電流でも良いって訳でなく、決まった値以上でなければならない。
流すべき電流を求めるには、トランジスタの増幅率 (hef)が必要になる。
コレクタ-エミッタ間電流 ICE とベース-エミッタ間電流 IBE の関係は次の式で表される。
IBE = ICE/hef x 3
末項の 3 倍は、オーバードライブと呼ばれるもので、
増幅率の減少 (コレクタ-エミッタ間の電圧の減少によって引き起こされる) を補正している。
最終更新:2015年03月20日 01:24